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2019.07.18

ワンワールドの世界一周航空券で2ヶ月弾丸のヨーロッパと南米、北米の世界旅行してきた!

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日付は7月になっているけれど、ミラノデザインウィークのために4月の日本を出発してから、5月30日にニューヨークから東京に帰るまでの約2ヶ月間で世界一周してきた。

去年12月から今年3月まで鬼のように忙しくて、ミラノへの航空券を探す時間もなかったのでいつの間にかミラノ行きの航空券が値上がりしていた。

お気に入りのカタール航空も、最近カタールが周辺諸国と仲が悪いのでサウジアラビア上空を飛行機が飛べないからか割高。

そして、ゴールデンウィークが10連休で仕事の連絡があまりないだろうということで、世界一周航空券でなかなか行けない南米に行くチャンスかなと思って思い切って世界旅行することにしてみた。

 

ワンワールドの世界一周航空券

世界一周航空券は、航空会社のアライアンス毎にあって、JALが加盟しているワンワールドやANAが加盟しているスターアライアンスそれぞれにルールが設定されている。

去年までANAでなんとなくマイルを貯めていたけれど、スターアライアンスでは加入している航空会社がコロンビアのアビアンカ航空くらいしかないので南米に行きづらいので、必然的に南米最大の航空会社LATAM航空が加盟しているワンワールドになる。

ワンワールドの世界一周航空券は、フライトの利用回数が16回、大陸ごとに回数が決まっていて訪れる大陸によって料金が異なる。

例えば自分が利用したアジアとヨーロッパ、南米、北米の4大陸で¥354,600プラス諸税になる。

出発地が東京になる時点でアジアが入ってしまうので、本当はアジアのどこかの都市に立ち寄った方がよかったのだけれど、スケジュールの都合上仕方ない…

しかもトランジットもフライト1回にカウントされるので、ロンドンに寄らないのももったいない。

JALは基本的に高いので、沖縄行くときにちょっとくらいしか使ったことないけれど、世界一周航空券は逆にどの航空会社を選択しても値段が変わらないので東京・羽田から出発時のロンドン・ヒースロー行きとニューヨーク のJFKから羽田はJAL便に乗った。

JAL国際線って今度いつ乗るかわからないから、できるだけ長距離路線になるように選んだ。

JALは機内食も品目が多くて美味しかった。

しかもロンドン・ヒースロー空港行きの深夜便(41便)は羽田のサクララウンジが使える。

そんなに飲まないけれど(一通り飲んだ)お酒飲めるし、名物というカレーも食べられる。

 

世界一周のルート

まず仕事でミラノに行かなければいけなかったので、アジアをすっ飛ばしてロンドン経由でミラノへ。

西回りで世界一周ということで、ヨーロッパには何度も行っているので途中まではいつもと変わらず、南米メインという感じ。

しかも2ヶ月という今まで旅行してきて、今まで出会った1年とかかけて世界一周している人よりはるかに短い。

そんな旅程は世界一周航空券とLCC、バスや列車を駆使して回った。

太字はワンワールドの世界一周航空券、()内は便名や移動方法。

  1. 東京→ロンドン(JL041)
  2. ロンドン→ミラノ(BA576)
  3. ミラノ→ベルン(バス)
  4. ベルン→ジュネーブ(列車)
  5. ジュネーブ→リヨン(列車)
  6. リヨン→ボルドー(バス)
  7. ボルドー→サンセバスティアン(バス)
  8. サンセバスティアン→ビルバオ(バス)
  9. ビルバオ→マドリード(IB425)
  10. マドリード→イビサ(IB8902)
  11. イビサ→バルセロナ(VV756)
  12. バルセロナ→サンパウロ(IB7067)
  13. サンパウロ→レシフェ(LA3602)
  14. レシフェ→フェルナンド・デ・ノローニャ(G31844)
  15. フェルナンド・デ・ノローニャ→レシフェ(AD6439)
  16. レシフェ→ブラジリア(LA3990)
  17. ブラジリア→リオ・デ・ジャネイロ(G34033)
  18. リオ・デ・ジャネイロ→クリチバ(AD5790)
  19. クリチバ→プエルト・イグアス(バス)
  20. プエルト・イグアス→ブエノスアイレス(DN6041)
  21. ブエノスアイレス→リマ(LA8010)
  22. リマ→クスコ(VV756)
  23. クスコ→リマ(LA2000)
  24. リマ→メキシコシティ(LA2472)
  25. メキシコシティ→ダラス(AA1374)
  26. ダラス→シカゴ(AA1258)
  27. シカゴ→ピッツバーグ(AA1173)
  28. ピッツバーグ→ニューヨーク(バス)
  29. ニューヨーク→東京(JL5)

 

世界一周で訪れた国や都市、場所

今回南米は初めてだったので、ブラジルにオスカー・ニーマイヤーの建築やアルゼンチンにル・コルビュジエの建築、ペルーにマチュピチュを観に行けたというのが旅の成果として大きい。

南米の国以外は訪れたことのある国ばかりで、再訪したい場所やピンポイントで逃したスポットを巡ってきた。

イタリア

毎年訪れているミラノは、去年同様にミラノデザインウィークへの出展とリサーチへ。

もちろんデザイン自体はすごくおもしろいんだけど、今回は自分たちでミラノで美味しいレストラン見つけたのが案外嬉しかった。

イタリア編

 

スイス

スイスでは「レマン湖畔の小さな家」や「クラルテ集合住宅」などル・コルビュジエの作品を中心にレンゾ・ピアノの「パウル・クレー・センター」やSANAAの「ロレックス・ラーニング・センター」を訪問。

スイス編

 

フランス

フランスはリヨンを再訪して「ブション」を楽しんだ後に、前回は宿泊できなかったル・コルビュジエの代表作「ラ・トゥーレット修道院」に泊まった。

その後は初めてボルドーに行って、またまたル・コルビュジエによる「ペサックの集合住宅」を訪れた。

ボルドーと言えばワインだけど、今回は全然ワインを飲まず…

フランス編

 

スペイン

ボルドーからバスで世界一の美食の街、サン・セバスティアンを再訪。

1軒目で出会った日本人の人と一緒にとにかくバル巡りで食い倒れの旅。

その後はビルバオ、マドリードを経由して二度目のイビサ島だったのだけど、ずっと天気悪くて引きこもり、バルセロナでは友人に会いつつ意外にも今まで行ったことがないスポットを回った。

スペインはカナリア諸島以外は一通り行ってるから真新しいことはないんだけど、ご飯美味しいし人優しいし最高!

スペイン編

 

ブラジル

バルセロナからLATAM航空のフライトでサンパウロへ。

基本的にはブラジリアなどのオスカー・ニーマイヤーの建築を巡りつつ、「シュラスコ」を食べたり、リオ・デ・ジャネイロのビーチでのんびりしたり、ファベーラに行ってみたりとブラジルらしさを味わった。

特にリオ・デ・ジャネイロは何となくバルセロナとも雰囲気が近くて居心地が良かった。

大西洋の楽園と言われる「フェルナンド・デ・ノローニャ島」にも行けた。

ブラジル編

 

アルゼンチン

ブラジルのクリチバ空港でフライトに乗り遅れるもバスで国境を超えてアルゼンチン側へ。

世界最大の滝「イグアスの滝」を駆け足で観て、すぐにブエノスアイレスへ向かった。

南米唯一のル・コルビュジエによる建築作品「クルチェット邸」を訪れつつ、アルゼンチンらしく肉を食べて、ほぼ2泊4日の強行日程でペルーへ。

もっと南米のパリと言われるブエノスアイレスをちゃんと観て回ったり、自然が好きな人とかはパタゴニアを回ったりとゆっくり観光しても良さそうだけど、時間ないので断念…

アルゼンチン編

 

ペルー

リマの空港に着いて、マチュピチュに行くために現地のLCCでそのままクスコに向かうも、インカレイルのストライキのせいでスケジュールが完全狂う。

クスコのスタバでずっと仕事しつつ、アルパカを食べて過ごし、夜は野犬を避けて宿に帰るという二日間を過ごし、最終日にやっとマチュピチュへ。

帰りの列車や乗合いバスが遅れてチケットを取り直したリマ行きのフライトに乗り遅れそうになるも、天空の城ラピュタのような神秘的な「マチュピチュ」はすごく感動した。

現在は美食の街になっているリマでは、ペルー料理界の巨匠ガストン・アクリオのお店など、とにかくレストランをハシゴして美味しい料理を食べて来た。

ペルー編

 

メキシコ

約2年半振りに訪れたメキシコシティでは、また日本人宿「サンフェルナンド館」に泊まりつつ、前回見逃したフェリックス・キャンデラの建築を観たり、タコスを食べたりして過ごした。

これもまた2泊3日という弾丸日程で前回同様に遺跡行ったり、プロレス観たりと言った定番のメキシコシティ観光はしてない…

次回メキシコに行ったらカラフルな街並みのグアナファトや死者の祭りで有名なオアハカ、リゾート地のカンクン、ダイビングスポットのセノーテやコスメル島などに行ってみたい。

メキシコ編

 

アメリカ

メキシコシティからダラス・フォートワース国際空港へ行って、そこからシカゴ、ピッツバーグ、ニューヨークと回って帰国。

今回はミース・ファン・デル・ローエの「ファンズワース邸」やフランク・ロイド・ライトの「落水荘」など死ぬまでに観たい建築とも言える傑作を観て回れてすごく良かった。

それに11年振りに訪れたニューヨークは、やっぱり活気があって定期的に行きたい都市だと思った。

アメリカ編

 

2ヶ月間と世界一周旅行にしてはすごく短い期間だったし、アジアのどこにも立ち寄ってないのですごくもったいない気はするけれど、観に行くことが難しい建築のマスターピース的な作品を観て回れたし、美味しいものを食べられたし、南の島にも立ち寄れたのでいい旅だった。

大好きなバルセロナやサン・セバスティアンはいつ訪れても居心地がいいし、治安が不安だったリオ・デ・ジャネイロもそういうお気に入りの街の一つになったのでまた行きたい。

それに初めて上陸した南米は、やっぱり未知の部分が大きくて全然行き足りない。

そしてこのワンワールドの世界一周航空券、JALなどのフラッグシップエアラインに乗れるし、ファーストクラスでも120万円くらいで買えるのですごいお得。

お金的にもスケジュール的にもいつになるかわからないけれど、次はファーストクラスの世界一周航空券で行ってみたいなぁと思っている。

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