oh! my ブログ

近代建築の巨匠ミース・ファン・デル・ローエによる名作住宅「ファンズワース邸」が美しすぎる!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

シカゴ滞在2日目は、郊外にある近代建築の巨匠ミース・ファン・デル・ローエによる名作住宅「ファンズワース邸」を訪問。

事前に13:00の予約を入れておいたので、その2時間前にユニオン駅から電車で郊外へ向かうハズが電車に乗り遅れたのでUBERで向かう。

 

「ファンズワース邸」への行き方

ファンズワース邸はもともと公共交通機関だけでは行くことができないのですごくハードルが高い。

もともと行こうと思ってたシカゴのユニオン駅からアムトラックという電車でプラノ駅(Plano)まで行って、そこからタクシーかUBERで向かう方法が一番リーズナブル。

結局シカゴからUBERだから楽は楽なんだけど、1万円くらいかかってしまった。

しかも現地付近でまともな標識もないので運転手と一緒に迷って、このビジターセンターに到着。

ビジターセンターの中はレセプションとミュージアムショップになっていて、結局早く到着してしまったのでツアー開始まで30分くらい時間を潰す。

後でガイドさんから説明はあるけれど、ここでもパネルで説明している。

 

ミースの作品を展示する「バーンズワース・エキシビジョン・センター」

ビジターセンターの裏には、イリノイ工科大学がデザインした円形の「バーンズワース・エキシビジョン・センター」というミュージアムがある。

円形の平面のギャラリーにはバルセロナチェアやブルーノ・チェアなどミースがデザインした椅子やミースのデザインを解説するパネルが展示されている。

ミースがデザインした椅子以外にもマルセル・ブロイヤーがデザインしたワシリーチェアなどミースが校長も務めたバウハウスのデザインも紹介されていた。

 

静かな森の中に佇む「ファンズワース邸」

見学ツアーの時間になったら車に乗って隣の敷地へ向かうと緑豊かな森の中に佇む「ファンズワース邸」が現れる。

鉄とガラスの矩形のボックスが地上から1.5mの高さに浮いている。

これは近くの川が増水して氾濫した場合にも浸水しないようにとの配慮らしいがそれがこの建築の浮遊感をより感じさせてくれる効果になっている。

ミニマルなデザインで実際のスラブ厚や柱幅よりも細く見える。

ファンズワース邸はシカゴ市内の病院に務める女性医師エディス・ファンズワース氏の別邸としてデザインされた住宅。

この生活感のない感じの住宅は確かに非日常的過ぎて日常生活は難しそう。

訪れた日はすごく天気も良くて緑豊かな周辺環境とファンズワース邸がすごくフォトジェニックに見えた。

建築に出てくるディテールを徹底的に消し去り、究極にミニマルなデザインを実現している。

反対側から見ても同じデザインで正面がないデザイン。

 

「ユニバーサルスペース」によって実現された空間

ミースは柱と梁のラーメン構造による均質でフレキシブルな「ユニバーサルスペース」を提唱した建築家。

主にシカゴにあるオフィスビルのデザインの基になってはいるけれど、そのミニマルな構成はファンズワース邸では室内と屋外をつなげるような効果が得られている。

ひとつながりの空間は、中央にあるコアで分けられ、川側はリビング的なスペースになっている。

サッシもミニマルなディテール。

ミースのデザインした家具がいっぱい。

奥にはベッドルーム的なスペースだけれど、開放的過ぎて落ち着かないのでは!?

実際、有名な建築だけにファンズワースさんが朝起きたらミースが教授を務めていたイリノイ工科大学の学生が勝手に見学に来ていたこともあったそうだ。

ミニマルな空間だけに周りの緑と一体に暮らすようなイメージ。

裏側はキッチンになっていて、意外にもゾーニングされているから全体としては使いやすいワンルームになっている気がした。

コアの中はバスルームやトイレ、設備と言った水回りなどがまとめられていてすごく合理的。

 

雑誌や本ではいつも見ていた「ファンズワース邸」は、今までフォトジェニックではあるが思想的で実際の建築は冷たそうなイメージがあったけれど、実際に訪れてみると予想以上に周辺環境と馴染んでそれを溶け込む名作住宅と言うことがわかった。

それにミース・ファン・デル・ローエの「ユニバーサルスペース」や「レス・イズ・モア」の思想をより体現できる建築であることも納得が行った。

Farnsworth House – ファンズワース邸

開館時間:9:30~16:00(土・日曜日~17:00)
休館日:月曜日
URL : http://www.farnsworthhouse.org
住所:14520 River Rd, Plano, IL 60545 USA

コメントを残す

関連記事

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。