フランク・O・ゲーリーが手掛けた「シドニー工科大学・ビジネススクール」がかっこいい。
シドニー2日目は前日よりは山火事の影響が少なく、ちょっとは明るく感じるのでちょっと気分がいい。
午前中から出掛けて、セントラル駅の方に向かった。
ジャン・ヌーベルによるセントラル・パーク・モール
駅の近くにはノーマン・フォスターの事務所がマスタープランを計画して、ジャン・ヌーベルが手掛けた「セントラル・パーク・モール」がある。
4階までがショッピングモールで上階が集合住宅になっている。
Central Park Mall – セントラル・パーク・モール
営業時間:10:00~20:00
URL : https://www.centralparkmall.com.au
住所:28 Broadway, Chippendale NSW 2008, Sydney Australia
カッコいい建築が集まる「シドニー工科大学」
セントラル・パーク・モールの向かいには、モーフォシス っぽい形が複雑な建築などいっぱいあった。
綺麗なガラス張りの「UTS CENTRAL」は、地元シドニーのFJMTという設計事務所によるもの。
向かいの建物も波打つ壁面が特徴的。
フランク・O・ゲーリーが手掛けた「シドニー工科大学・ビジネススクール」
シドニー工科大学の中でも見逃せないのがビジネススクール棟で経済学部用のビル。
フランク・O・ゲーリーが手掛けた不定形なファサードの建築だ。
ゲーリーが設計したので注目度が高いのだけど、紙袋をクシャッとしたファサードは、実は地元の人たちには不評らしい…
ブロックを不定形に積み重ねるという施工的にはかなり面倒臭い壁面は、近未来的な形状でありながら、陰影を生み出していてより有機的な印象を作る。
柔軟な発想の学生を育てるかのような内部空間
エントランスホールはゲーリーらしい脱構築建築の象徴のような鏡面のうねった壁が出迎える。
主に内部空間は、建築とは切り離されて自律したインテリアも多くあって、それが多様性を生んでいる気がした。
うねる外壁がそのまま内部空間を作っている以外は主にフレキシブルな空間作りで用途の変更にも対応しているようだ。
階によってカフェだったり、自習できるスペースだったり、またはイベントスペースだったりしているが、うねる壁面がなんとなく空間を規定している感じ。
シェアキッチン付きのスペースがあって、学生たちが自由に使える。
グループワークなどにも適切に対応できるようにインテリアを曲線で構成しているスペースもあった。
UTS Business School Dept (Building 8) – シドニー工科大学・ビジネススクール
開館時間:9:00~17:00
休館日:土・日曜日
URL : https://www.uts.edu.au/about/uts-business-school
住所:UTS, Building 8, 14/28 Ultimo Rd, Ultimo NSW 2007, Sydney Australia
フランク・O・ゲーリーによる「シドニー工科大学・ビジネススクール」は、おもしろいファサードの建築であるだけでなく、都市型でありながら居心地の良いキャンパス作りをしている空間だなと思った。
シドニー・オペラハウス以外はあまり現代建築を知らなかったんだけど、シドニーを訪れたらゲーリーの建築他、シドニー工科大学付近を歩くとおもしろい建築を発見できる。
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