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ル・コルビュジエの代表作「ラ・トゥーレット修道院」の内部空間が美し過ぎて感動だった!

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リヨンのブション「ラ・メール・ジャン」で美味しいランチを食べた後は、リヨン・パラシェ駅からローカル線に乗り込む。

30分くらい行ったラルブレル駅には、ル・コルビュジエの代表作「ラ・トゥーレット修道院」がある。

3年半前も訪れたのだけど、今回はちゃんと宿泊の予約を入れて向かった。

ル・コルビュジエ後期の代表作「ラ・トゥーレット修道院」はダイナミックなモダニズムを感じさせる建築だった。

 

ル・コルビュジエによるダイナミックな建築「ラ・トゥーレット修道院」

今回もラルブレル駅から徒歩で30分ほどで「ラ・トゥーレット修道院」に到着。

丘の斜面に対して多くの柱で持ち上がり、矩形のヴォリュームが自然に対して対比的に表現されている。

ピロティになっている部分からは中庭に行くことができる。

四方を全く違う表情の壁が取り囲む。

全体的に華奢な柱が多く、角柱や円柱の他にもカーブを描いたものもある。

ロンシャンの礼拝堂」と一緒にル・コルビュジエ後期の代表作のラ・トゥーレット修道院は、宗教建築ってこともあるけどモダニズムの単に合理主義的な建築ではなく、独特のダイナミックさがある。

ロンシャンの礼拝堂と違って、直線で表現されているのでその分迫力ある印象持った。

 

「ラ・トゥーレット修道院」に宿泊

向かって右側がビジターセンターになっている。

今回はメールで宿泊予約をしていたのでここでチェックイン。

ル・コルビュジエの本やグッズが売られていた。

早速エントランスへ。

左側の赤い扉が入口。

4階と5階が宿泊棟になっていて、客室が並んでいる。

客室はどれもセルと言われる1人用で、ベランダから外を眺められる。

ベッドと机、可動間仕切りの棚、簡単な洗面スペースがある。

トイレとシャワールームは共同で基本的にはWIfiはない。

 

近代建築の5原則の「自由な平面」を感じる

3階は修道士の共同生活のためのスペースが並ぶ。

過去には修道士たちの勉強部屋だったスペースは、ル・コルビュジエの資料や建築模型が展示されていた。

現在は学生の研修などにも利用されているので、研修室やミーティングルームが並んでいる。

カラフルな家具や建具はモダニズム時期の作品らしさがある。

何故かこの部屋だけWifiが使えたので、入り浸ってしまった。

外から見たときに尖っている場所は、小さい聖堂になっている。

 

ル・コルビュジエによるシークエンスを体感できる空間

礼拝堂などがある階にあると空間がさらにおもしろくなる。

建築と数学を学んで、音楽家としても活躍したヤニス・クセナキスが弟子として参加したラ・トゥーレット修道院では、回廊の窓の割付が非常にリズミカルに感じられた。

光の入り方もすごく綺麗。

この回廊は開口部越しに中庭や建築を見ることができて、歩いているとル・コルビュジエによるシークエンスを体感できる空間になっている。

同じ回廊でも多様な場所があるように感じられて歩くだけで楽しい。

小さいチャペルに入ると外の綺麗な景色を背にミサが行われる気持ちのいい空間が広がる。

反対側は面で少し隠しながら開口部を作っていた。

最低限の造作家具もいい感じ。

食堂では、自然豊かな周囲の風景を眺めながら食事を取ることができる。

奥にはキッチンがある。

内側の壁は隣のチャペルと同じように適度に目隠しをしながら開口部を割付けている。

光の入り方も綺麗で居心地がいい。

もっと早く予約したら夕食を準備できたらしいのだけど、直前だったので自分に用意されたのはワインとパン。

メインは「ラ・メール・ジャン」でテイクアウトしたものを食べたので満足。

お腹いっぱいになった後は、部屋に戻って仕事をして就寝。

 

光と造形が美しい大聖堂

次の日、朝早く起きて大聖堂へ。

見学時間が決まっていて朝しか中に入って観ることができない。

「ロンシャンの礼拝堂」が曲線を使ってデザインされているのに対して、この大聖堂は直線でできていて、しかもスケールが大きい。

ロンシャンは柔らかさがあるが、この聖堂はすごく凛とした緊張感が伝わってくる空間。

直接光源を見せないのは、良い照明の作り方と似ている。

光の取り込み方と色彩がおもしろい。

幾何学の組み合わせでこれだけ豊かな空間ができるのがすごい。

奥の礼拝堂に行くと円形のトップライトから優しく光が入る。

トップライトの壁面は、白や赤に塗られていて綺麗。

 

二度目の「ラ・トゥーレット修道院」は、内部空間もしっかり楽しめたので非常に満足だった。

外部も内部も「ロンシャンの礼拝堂」のような光の使い方と「ユニテ・ダビタシオン」のようなダイナミックさが同居している建築だと思った。

そして「ラ・トゥーレット修道院」を実際に体験すると、シークエンスの作り方などル・コルビュジエらしさをもっとも感じられる建築だとも感じた。

ラ・トゥーレット修道院 – Couvent de La Tourette

電話:+33 4 72 19 10 90
URL : https://www.couventdelatourette.fr
住所:Route de la Tourette, 69210 Éveux, France

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