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アンデス山脈にあるインカ帝国の遺跡「マチュピチュ」が天空の城ラピュタの世界!

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クスコから乗合バスのコレクティーボと「インカレイル」、さらにマチュピチュ村からバスに乗って辿り着いたあの有名な「マチュピチュ」。

マチュピチュは、アンデス山脈の標高2,430mの山嶺にあるインカ帝国の遺跡で1983年に世界遺産に登録された。

エントランスでチケットを見せて入場。

ガイドが必要って聞いてたけど、ガイドなしでも普通に入場できた。

そもそもどうやってガイドに依頼するかもわかんないし謎だけど、インカレイルのストライキによってマチュピチュ滞在時間約1時間半なので、自由に動けるしガイドなしが丁度良い。

 

まるで天空の城ラピュタの世界「マチュピチュ」

何せ時間がないので急ぎ足で見て回る。

12kgのバックパックを背負って、ほぼ登山みたいな感じなのでめっちゃ大変。

神殿と居住区に別れていて、急な斜面は段々畑で覆われ、切り立った山々に囲まれて「空中都市」そのもの。

まるで天空の城ラピュタの世界の「マチュピチュ」は、なぜここに都市を作ったのか、どうやって築いたのか、どうして滅びたのかなど謎がいっぱい。

インカ文明が文字を持っていなかったために、それらの謎は諸説あっても詳細にはわかっていない。

カミソリの刃も通さないというくらい精巧に積まれている石積みは、当時のインカ文明の技術力の高さを表している。

最も最近は観光客が多く風化も激しいらしいので少し崩れてしまっているところもある。

雲と同じ高さにあるので、すごく神秘的な場所にいることを実感できる。

谷間を覗くとすごい落差で高いところがあんまり得意じゃないので怖い(笑)

 

平面的にも立体的にもシークエンスがおもしろい空間が続く

マチュピチュは広くて高低差もあって、歩いているだけで楽しい。

最も重い荷物を背負って歩き回るところではないけれど、広い遺跡の中はある程度順路はきめられているもののある程度自由に歩き回ることができる。

路地のような空間を抜けると広場に出て見上げたり、見下ろしたりと立体的な視線の動きがおもしろい。

今は建物の土台しか残っていないけれど、こういう視線が抜けるところにどういう光景が映っていたのか気になる。

遺跡の中にも色々な場所がある。

マチュピチュの中から周囲の山々の見え方も変わる。

 

目を見張るマチュピチュの建築技術

マチュピチュの中には当時の建築を再現しているところもある。

基本的には石造りの土台や壁に木造の屋根を乗せて作っている。

そもそも建物を作る場所を決めるのも正確な測量技術が必要だし、ここを作ったインカ帝国の人々は、土台や建物の壁の石はモルタルなども使われていなくて、正確に石を切ったり、それを隙間なく積み上げたり、またそれを運搬したりと高度な建設技術も持っていたようだ。

それにペルーは地震が多い地域でも有名で、それにも耐えるように土台や建物を作ってあることもすごい。

積み上げられる石は、地震で積み上げている石が動いても元に戻るようになっているのだとか。

 

周囲の山々と溶け込むようなカタチ

住居として使われていた建物はどこか周囲の山々と同じような形をしていた。

段々畑は山の斜面を利用していることもあって、現在は石造りの部分しか残っていないため都市と山が一体化したように感じる。

山の斜面に現れる矩形が自然である山々と対比的に見えてくる。

建物に屋根がかかってもそんなに変わらなそうな風景。

マチュピチュの中にはアルパカやリャマもいて可愛い。

土台や壁は石積み、屋根は木で作られていて対比的な表現に思える。

当時の屋根がこんな感じかわからないけれど、意外に貧相に見える気がする(笑)

約1時間半で終了。

本当はもっとじっくり回りたかったのだけど、ざっくり一回りしただけになった…

 

ずっと観たかった「マチュピチュ」は、本当に天空の城ラピュタそのもののイメージだった。

俯瞰で見るとそういうイメージだけだったが、実際にマチュピチュの中を歩き回ってみると平面的にも立体的にも視線が変わってシークエンスがおもしろかった。

昔の姿を想像すると、ランドスケープと建築が一体となったような都市だったんだろうなぁと思える。

Machu Picchu – マチュピチュ

URL : https://www.machupicchu.gob.pe/inicio
住所:08680 Peru

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2019-06-11 | Posted in 建築・都市, ペルー |キーワード : No Comments »  | 2,308 views

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