oh! my ブログ

【世界遺産】シュトゥットガルトにあるル・コルビュジエが設計したヴァイセンホフ住宅博物館を訪問。

ドイツ・シュトゥットガルトにはル・コルビュジエが設計し、世界遺産に登録された作品の中の1つがある。

1927年のヴァイセンホフ・ジードルングの住宅展に出展された住宅で今は「ヴァイセンホフ住宅博物館」として使われている。

ドイツ工作連盟の責任者だったミース・ファン・デル・ローエたっての希望でル・コルビュジエが出展することとなった。

 

「近代建築の五原則」を打ち出した初期の作品

_mg_5219

出展する前年に「近代建築の五原則」を打ち出していて、ヴァイセンホフ住宅博物館の中にそれを見い出すことができる。

ファサードからはピロティや水平連続窓などル・コルビュジエの設計思想がわかる。

サヴォア邸が郊外型の住宅だったのに対して、どこか都市型にも思えるデザインだ。

また、この住宅は2世帯住宅として設計され、この裏側には1世帯用の住宅もある。

 

手前の住居はギャラリースペース

_mg_5222

2世帯住宅となっていて、手前の住居は白い壁と天井でギャラリーとして使われている。

_mg_5225

ル・コルビュジエの作品の模型や年表など多くが展示されている。

_mg_5260

これはヴァイセンホフのこの地区の住宅建築の模型。

 

都市のオアシスのような屋上庭園

_mg_5253

近代建築の五原則の一つ、屋上庭園はコンパクトであるが、周辺の緑と調和していて雰囲気がいい。

_mg_5255

シュトゥットガルトの街を見下ろし、さながら都市の中のオアシスと言ったところだろうか。

 

自由な平面を体現できる内部空間

_mg_5246

屋上を介してもう一つの住居の方へ行くと、家具などが配置され実際に住んでいる様子を想像できる展示になっている。

_mg_5247

寝室との間を可動間仕切りで区切るなど、近代建築の五原則の一つである自由な平面というコンセプトを体現できる空間となっている。

もちろん水平連続窓もありル・コルビュジエらしさが随所に感じられる。

_mg_5231

こういった階段脇のスペースなどはラ・ロッシュ邸にも通じる気がする。

小さいスペースがとても愛嬌があるように思う。

_mg_5236

キッチンは80年も前とは思えないほど近代的なデザインだ。

_mg_5237

こっちは浴室。

Weissenhofmuseum im Haus Le Corbusier (ヴァイセンホフ住宅博物館)

開館時間 : 11:00~18:00
休館日 : 月曜日
電話 : +49 711 2579187
URL : http://www.stuttgart.de/weissenhof/
住所 : Rathenaustraße 1, 70191 Stuttgart

 

他にも有名建築家の作品がいっぱいあって結構見応えがある。

 

ミース・ファン・デル・ローエの集合住宅

_mg_5283

これはミース・ファン・デル・ローエ設計の集合住宅で単純明快なデザインがいい感じ。

住んでいる人はいい暮らしをしているに違いない。

 

中でもJ.J.P.Oudのデザインの住宅がかっこいい

_mg_5287

ヴァイセンホフ・ジードルングの中でも一際かっこ良かったのは、J.J.P.Oudという建築家のデザインした5つの住戸が連なった住宅だ。

Weissenhofsiedlung (ヴァイセンホフ・ジードルング)

 

ヴァイセンホフ・ジードルングは実際に人が住んでいる住戸が多く、唯一内部まで見られるのはル・コルビュジエのヴァイセンホフ住宅博物館だけだ。

それでもル・コルビュジエの近代建築の五原則を打ち出した初期の作品として見る価値があるし、この次の年に建つサヴォア邸と見比べるとその成熟度も計れる。

80年前にこういった試みがあったこと時代がスゴイし、今でもこんな近代住宅建築のテーマパークは中々ないと思った。

コメントを残す

関連記事

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。