ケラマブルーの美しい海に素朴な集落!世界が恋する海がある慶良間諸島・阿嘉島の風景。
2015年に国立公園に指定された慶良間諸島。
渡嘉敷島や座間味島、阿嘉島の有人島主要3島の中でも、最もサイズも小さくて人口が少ないのが阿嘉島だ。
初めて沖縄に来たときから、この阿嘉島の魅力にどハマりして、もう何度もこの島を訪れている。
ダイビングやシュノーケリングはもちろん楽しいのだけど、この島自体の風景も訪れる度にどんどん好きになっている気がする。
「世界が恋する海」のキャッチコピー通りの美しさ
阿嘉島は、那覇の泊港から高速艇「クイーンざまみ」で1時間、フェリー「フェリーざまみ」で1時間半で到着する。
その船を降りる阿嘉港の時点で沖縄本島の海とは明らかに海の色が違っていて「ケラマブルー」をすぐに体験できる。
阿嘉島へ寄港する船から見る阿嘉大橋は、隣の慶留間島とつながっていて、どこか建築的でアーチが綺麗。
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その阿嘉大橋から橋の下を眺めると、透明度が高すぎて海の底まで見える。
たまにウミガメや魚の群れが泳いでいるのも見える。
「世界が恋する海」のキャッチコピーも大袈裟じゃない。
阿嘉大橋の他にも慶留間島とその先の外地島へつながる橋から眺める景色もフォトジェニックだ。
ニシバマなど美しいビーチがいっぱい
阿嘉島には「ケラマブルー」を体験できる美しいビーチがいっぱい。
特にニシバマは阿嘉島だけでなく、慶良間諸島を代表するビーチと言っていい。
上から眺めるだけでも綺麗だが、シュノーケリングでリーフエッジまで行くと、まるで水族館のような光景が待っている。
阿嘉島はダイビングのメッカのような離島で世界中からダイバーが訪れる。
過去にはリュック・ベッソンの映画「グラン・ブルー」のモデルになったフリーダイバーのジャック・マイヨールも訪れていた。
噂では彼の息子さんも慶良間諸島に来て潜っているとか。
ダイビングならブイやロープの向こう側で潜れて、さらに美しい海の中に行くことができる。
他にもシュノーケリングして楽しいヒズシビーチやウミガメに高確率で出会える真謝ビーチ(阿嘉ビーチ)、秘境のような雰囲気の後原ビーチ(クシバル)など個性のあるビーチがある。
海と共存する素朴な集落
阿嘉島の集落は、前浜ビーチの真ん前に位置する。
もちろんいつも宿泊している三角屋根が特徴的なウエストコーストやダイビングショップのマリンハウス・シーサー阿嘉島店さん、ランチが食べられるお店もなどもここにある。
ダイビングボートに乗って見る集落の風景もいい感じ。
集落の前浜側からは対岸の慶留間島やそことつながる阿嘉大橋が見えるし、徒歩1分もかからずビーチに行ける。
前浜ビーチ自体も雰囲気がいい。
朝方に泳ぐとたまにウミガメもいるらしい。
人口や世帯数も少ないので素朴で雰囲気が良くて「世界が恋する海」と共存している感じがする。
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集落から前浜ビーチが見えてくる感じが好きだ。
ビーチの前の東屋で休憩するのが気持ちいい。
シュノーケリングした帰りに辰登城や垣花商店でオリオンビールを買ってここで飲むのもいい。
ダイビングやシュノーケリングして一日中遊んで、夕方に集落に戻るとまた違った表情の集落に会うことができる。
日が落ちていって一日が終わっていく様子は、東京にいると味わうことができないし、その価値すら忘れてしまう。
青い海や森の緑に夕日の赤い色が混ざっていく。
何気にサンセットの時間のウエストコーストの脇の小道がお気に入り。
朝目が覚めて集落から見える阿嘉大橋の方から昇る朝日も綺麗。
夕日とは逆側から赤い光が当たるのでまた違う表情。
同じ場所なのに風景が違って見えるので、ウエストコーストのデッキから前浜を眺めたり、散歩したりすると楽しい。
天然記念物に指定されている「ケラマジカ」
阿嘉島へ初めて来たときに驚いたのが、普通に野生の鹿がいたこと。
日本で最南限に棲息する野生の鹿で、「ケラマジカ」として国の天然記念物に指定されている。
ニシバマ近くの森から出てくることが多いけれど、朝夕は普通に集落にも出没する。
阿嘉島の他に橋でつながる慶留間島や外地島にも住み着いていて、泳いで島を渡ることもあるのでもとは屋嘉比島だけに生息していたらしい。
ついでに猫も多いのだけど、だいたい小さくて痩せ細っている。
シーサー阿嘉島店のインストラクターさんから聞いたのだけど、阿嘉島は餌が少ないかららしい…
「マリリンに会いたい」の主人公シロの像もある。
阿嘉島は動物ネタもいっぱい(笑)
ケラマブルーと呼ばれる綺麗な海がある阿嘉島は、ダイバーに人気でシュノーケリングするのも楽しいけれど、この島の風景自体もすごく綺麗だ。
八重山諸島や宮古列島など沖縄の離島をいっぱい巡ったのだけど、それと比べても特別な魅力がある離島だと思う。
あんまり人に知って欲しくない気もするけれど、もし阿嘉島に行くことがあれば是非2泊3日くらいで島時間を楽しんで欲しい。
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