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モダニズム初期の名作!オットー・ワーグナー設計の「オーストリア郵便貯金局」が思いの外素晴しかった!

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うちのオカンを連れて朝早くから観光した後、近くにオットー・ワーグナー設計の「オーストリア郵便貯金銀行」があったので行って来た。

このオットー・ワーグナー設計の建築は学生時代の講義で出てきたのだが、モダニズムの初期の名作として紹介された記憶がある。

ただ、写真も白黒で粗いものだったのでそれほど印象に残ったものではなかった。

今回、ただ近いからという理由で、ついでに、くらいの気持ちで訪れたが思いの外良かった。

 

石の外壁パネルを鋲で貼付けるモダンなファサード

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周囲の建物と調和しているが、そのファサードはウィーンの街の建物の外壁と一線を画している。

当時は石を積み上げるだけだった施工方法に対して、石の外壁パネルを鋲で貼付けるという今では当たり前だがモダンなファサードに仕上げるのに一役買っている。

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鋲が施工的にも意匠的にも効いていてこういった効率化とデザインを両立するのがモダンデザインだ、とでも言っているようだ。

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大理石でできた階段を上がる。

 

二重のガラスから柔らかい光が差し込むホール

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この建築のハイライトはこのホールだ。

二重のガラスから柔らかい光が差し込み入った瞬間に「こんなに素晴しい空間だったのか!」と驚いた。

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二重のガラスは採光だけでなく、断熱にも有効に働いていて寒いウィーンでもこのように魅力的な空間づくりができている。

100年近くも前に作られているのにどこか近未来的な印象を受ける。

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柱を撒いているのはアルミニウムで床はガラスでできている。

今でこそ当たり前のデザインだが、原型はここにあるのかもしれない。

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実際に使われていたであろうカウンターも色あせないデザインで逆に新鮮でもある。

 

当時のインテリアデザインは最先端でもある

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ホール脇には小さいオットー・ワーグナーのギャラリーがあり、8€で見学できる。

当時使われていたであろう窓口カウンターの什器は、今どこかに設置してあっても何も不自然ではなく寧ろ新しいデザインのようにも思える。

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もちろんこのようなレイアウトで使われていたわけではないが、家具のデザインも新鮮に感じる。

 

オットー・ワーグナーのドローイングや模型が展示

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ギャラリーにはオットー・ワーグナーのドローイングやこの郵便貯金局の模型が展示されている。

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小さいギャラリーだが意外に見応えのある展示内容だった。

Post Office Savings Bank – Wagner: Werk Museum  (ウィーン郵便貯金局)

開館時間 : 10:00~17:00
定休日 : 土曜日、日曜日
URL : http://www.ottowagner.com/museumsinfo/ueber-das-museum/
電話 : +43 59 9053 3825
住所 : Georg Coch-Platz 2, 1018 Wien

 

最初はそれほど興味がある建築でもなかったのだけど、行ってみて驚くほど素晴しい建築だということがわかった。

特に二重ガラス天井のホールは、郵便貯金局という少し固い用途の建築だとは思わせない場所ですごく気持ちいい空間だった。

ウィーンには他にもカールスプラッツ駅やマジョリカハウスなどオットー・ワーグナーの作品があるから、それらを巡ってみるのも悪くない。

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