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ル・コルビュジエ後期の傑作「ロンシャンの礼拝堂」は大胆さと静寂が共存する神秘的な美さの建築だった。

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ユトレヒトを出た後は、アムステルダムに戻ってタリスでパリ、そしてTGVでブサンソンという街へ向かい1泊してベルフォール、念願のロンシャンへ到着。

ロンシャンで見たいのはもちろんル・コルビュジエ後期の傑作「ロンシャンの礼拝堂」、正式な名前はノートルダム・デュ・オー礼拝堂だ。

サヴォア邸」と並んでフランスで絶対この目で見たいと思っていた建築でこの日が来るのが待ち遠しかった。

 

山の上に佇む礼拝堂

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この長い坂道を登っているとフランスを車で旅行中のブラジル人の一家が入り口まで送ってくれた!

彼らは日本にも来たことがある日本通で車内はずっと楽しかった(笑)

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チケット・オフィスはレンゾ・ピアノの設計で周囲の景観を損なわないように丘に半分埋まったかたちになっている。

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中には模型が展示してある。

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チケットオフィスを出てさらに坂道を登って行くと、礼拝堂が見えてきた。

 

静寂とダイナミックさを併せ持つ外観

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シェル構造のうねった屋根を幾つかの曲面の外壁の塊が支えていて、ダイナミックさがあるがその佇まいは周辺環境との調和により静寂さが感じられる。

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新しさと古さ、自然と人工、相反するものが同居している。

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丘の上に佇む姿は神々しい。

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どこを見ても絵になるファサードだ。

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屋根のうねりや塔、採光のためのランダムに開けられた開口部はコルビュジエの抽象絵画にも描かれている要素のように見える。

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コルビュジエのドローイングが施された扉。

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曲面の壁と樋もモダニズムともポストモダンとも違うように思える。

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塔になっている部分や外壁は有機的な形態となっているが、ところどころに表れる幾何学が神の作ったものと人工物の掛け合わせたもののように思わせる。

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外部にある祭壇は階段などの要素が多いが静寂さを纏っている。

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バラバラな形や要素が配置されているのに全体としてデザインされているのはル・コルビュジエだからこそできることなのだろう。

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自然とも調和している。

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どこを撮ってもフォトジェニックだ。

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何気ないところを撮ってもいい感じ。

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どの方向から見ても全く異なるファサードをしているが有機的に繋がっている。

 

静寂の中にある光が美しい

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中に入るとすごくひんやりしていて静寂に包まれる感じがする。

屋根と壁の間にはスリットが開いていているため過剰な圧迫感はを和らげ、適度な明るさを作っている。

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中に入った瞬間にランダムに開いた開口部からは外光がカラフルなステンドグラスを通じて拡散され、神秘的な空間を演出する。

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静かな空間だからこそこの神秘的な光が空間を演出する。

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パノラマで撮ってみるとこんな感じ。

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中には小さい礼拝堂が2つ備えられている。

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採光のための塔から柔らかい光が入る。

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聖母マリアの像が祭壇後ろの開口部に供えられている。

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もう一つの小さい礼拝堂は壁が赤く塗られている。

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ここだけを赤く照らしている。

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祭壇側から反対側を見る。

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シェル状の屋根が場所によって曲線が変わっていることがわかる。

 

修道院もル・コルビュジエのデザイン

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礼拝堂の手前の小さな修道院もル・コルビュジエが設計した。

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礼拝堂への視線を遮らず丘の傾斜に埋まるように控え目に建っている。

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中には入れないから窓から覗くことができるくらい。

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周辺感情も含めて普通に住宅としても良さそう。

 

Notre Dame du Haut

ロンシャンの礼拝堂

開館時間 : 9:00-19:00(4月~10月) 10:00~17:00(11月~3月)
URL : http://www.collinenotredameduhaut.com
住所 : 13 Rue de la Chapelle, 70250 Ronchamp, France

ロンシャンの礼拝堂への行き方

パリやリヨンからTGVで2時間半から3時間でブサンソン駅、そこからTERで30分程でベルフォール駅、さらにTERで15分で最寄り駅のロンシャン駅に到着できる。

ロンシャンの駅から礼拝堂までは徒歩30分ほどだが、坂道のため相当疲れる。

ベルフォール駅からタクシーで行くと60€くらいらしいので3,4人ならタクシーでもいいかもしれないが、駅前にはタクシーは全然いなかった。

また、移動にも見学にも結構な時間を使うのでブサンソンやベルフォールで一泊して向かうと良いと思う。

 

「ロンシャンの礼拝堂」はパリやリヨンなど主要都市からも遠く辺鄙な場所にあるが、訪れる価値は十分ある建築だ。

ル・コルビュジエを知っていれば「サヴォア邸」などのような白の時代の建築とは全く違うことがわかるだろうし、モダニズムともポストモダンとも言えないこの建築に興味が出るだろう。

そもそも「ロンシャンの礼拝堂」は他のどんな建築とも異なる建築で、外観も内部空間も感動してばかりだった。

カメラでどこを撮ってもフォトジェニックに撮れる気がする一方、どんなに綺麗に撮った写真でも伝えきれない魅力と、同じ教会建築でガウディ設計のサグラダ・ファミリアとはまた違った神々しさがあった。

また行きたいし、ル・コルビュジエを知らない人でも感動することは間違いないから是非とも訪れてほしい建築だ。

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