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棒術やハーリー、奉納舞踊がおもしろい。島の繁栄を祈願する「鳩間島・豊年祭」に行ってきた。

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鳩間島から郵便船に乗って西表島経由で石垣島に戻って2泊。

鳩間島で定期船が急にまさかの全便欠航!なんとか郵便船で西表島まで脱出してきた!

鳩間島への定期船が再開して、石垣島で一緒に飲んでた人たちと鳩間島行こう、という話になった。

しかもちょうど鳩間島の豊年祭とも重なったので、「くしけぇー家」のみつるさんも来いよ、とのことでたった1泊だけどもう一度鳩間島に行くことにした。

 

島の繁栄を祈願する「鳩間島・豊年祭」

そもそも沖縄の豊年祭は、その年の五穀豊穣に感謝して来夏世の豊作や島の人の健康を祈願する重要な祭事。

旧暦の6月に当たる7月8月は八重山諸島の各地でこの豊年祭が行われ、奉納芸能や弥勒(ミルク)様の行列、大綱引き、ハーリーなど本土では見ることのない行事が行われる。

特に鳩間島のような小さな島では、鳩間島出身の人たちや少ないながらも観光客も含めて、島の繁栄を祈願するために島の人口の何倍もの人たちが来島する。

鳩間島の豊年祭は三日間に渡って執り行われ、1日目の夜通し(ユドゥーシ)では御嶽に篭り歌って踊る。

自分たちが鳩間島に到着したのは2日目の奉納芸能(トゥーピン)の日。

1便で着いて、少し小学校脇の海でシュノーケリングした後、昼くらいに広場に行くと豊年祭が始まった。

 

様々な伝統的な踊りを見られる奉納舞踊

弥勒(ミルク)様の行列の後、女性たちによって奉納舞踊の部が始まった。

精米の様子を表現する「稲しり節」など、様々な伝統的な踊りを見ることができる。

「カムラーマ」という踊りは鳩間島でしか見られない独自の踊り。

他にもハーリーの準備中には、アメリカ統治時代っぽい割と近代的な踊りもあった。

一人で踊る踊り手さんもいて、このために鳩間島に来ているプロのようだった。

 

大迫力の奉納棒術

豊年祭の中でも奉納棒術は大迫力で見ている人たちから歓声が上がる。

生徒数が少ない鳩間小学校の生徒や島の出身の子供達による剣術が始まる。

青年同士の奉納棒術は、姿勢も綺麗でかっこいい!

棒同士がぶつかる音や技をよける躍動感は少し感動。

 

 

東村と西村で競争するハーリー

奉納舞踊や奉納棒術の後は、爬竜船を漕いで競い合って、航海の安全と豊漁を祈願するハーリーが始まる。

豊年祭でハーリーをするのは八重山では黒島と鳩間島のみで、何だか得した気分。

ちなみにハーリーが競い合うものって知ったのは、この時(笑)

鳩間島では東村と西村で、それぞれ青と赤に別れて競うことになる。

前の浜のビーチからみんなが見守る中、ハーリーがスタート。

真剣に頑張る姿はかっこいい!

沖のブイの位置で折り返して戻ってくる短いコースだけど、なかなか迫力がある。

思ったよりもスピードが出るのでちょっと驚き。

周囲の応援を受けてこの日最高潮の盛り上がり。

赤の西村が勝利して、大きな喝采。

その後は、東村も西村も一緒になって爬竜船の周りを練り歩く。

みんな楽しそう。

西村と東村それぞれの旗を奉納して終わり。

ハーリーはそもそも島の若い人が少ないので、誘われたら男性ならその場で参加できることもある。

 

くしけぇー家でゆんたくとプチ音楽祭

この日、実はくしけぇー家のみつるさんの誕生日。

かぶやぁのお二人から誕生日ケーキを託され、揺れる高速艇で必死にそのケーキを守って鳩間島入り。

夜は豊年祭の司会も務めたみつるさんを盛大に祝って、かなり飲んだ。

途中、屋外ステージではプチ音楽祭も始まって、みんなで飲んで踊ってめっちゃ楽しかった。

去年の9月の音楽祭を思い出す。

もはや実家!毎年来てる「鳩間島」でシュノーケリングしたり秋の音楽祭に参加したりと充実!

 

観光客も参加できる3日目の大綱引き

かなり飲んで二日酔いな感じで迎えた翌日は、豊年祭の3日目に当たる大綱引きの日(シナピキヌピン)。

この綱引きは観光客も気軽に参加できるので、これ目当てで豊年祭のタイミングで島に来ている人もいるくらい。

 

前回の「秋の音楽祭」同様に事前に全然知らずに行った鳩間島。

今度はいかにも沖縄、八重山諸島らしい行事の豊年祭に参加できてすごく楽しかった。

豊年祭は、現代ではすごく薄弱になってきている人とその場所、歴史の結び付きをすごく感じるイベントで人と人だけでなく、自分とこの鳩間島事態ともすごく近く感じるものだった。

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2019-07-31 | Posted in 八重山諸島, 沖縄 |キーワード : No Comments »  | 1,025 views

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