クスコからオリャンタイタンボを経由して絶景の列車「インカレイル」に乗ってマチュピチュへ!
ボリビアのウユニ塩湖やブラジルのアマゾン、レンソイスなど一般的な旅行者が行きたいと思う場所にはあまり興味がないのだけど、アルゼンチンの「イグアスの滝」とペルーのマチュピチュは珍しく自分の興味も一致する場所だ。
そんな訳で富士山より標高が高い3,400mにある「クスコ」に2泊3日の滞在。
インカレイルのストライキスケジュールが狂う
マチュピチュへの行き方はいくつかあるが、値段とスケジュールのバランスをみて、クスコからコレクティーボという乗り合いバスでオリャンタイタンボという街まで行き、そこからインカレイルの列車でマチュピチュ村、そしてバスでマチュピチュというルートを選択。
飛行機でクスコに着いて、ゲストハウスにチェックインした後にマチュピチュのチケットなどを買って次の日のマチュピチュ訪問に備えていた。
アルマス広場にあるインカレイルのオフィスに行って列車のチケットを取ろうとしたら「明日はストライキで列車は動かない」と言われて途方に暮れた…
ついでに「明後日の11時代から列車が動く」ということで、そうするとリマへの帰りの飛行機に乗れないので、新たにリマへの帰りのチケットを取り直す必要が出てきた。
ひとまず一晩考えて、次の日に帰りのLATAM航空の最終便のチケットを買って、さらに一番早いインカレイルの列車のチケットを購入した。
なので、マチュピチュ行って宿に荷物を取りに行く時間もないので、荷物を全部(Macやカメラが入っているので12kgくらいはある…)持ってマチュピチュ行って、帰りの飛行機もギリギリのスケジュールになってしまった。
Inca Rail Office – インカレイル
住所:Portal de Panes, Cusco 08000 Peru
「コレクティーボ」でオリャンタイタンボへ
まずは「コレクティーボ」という乗り合いバスでクスコからインカレイルの駅がある「オリャンタイタンボ」という小さな街に向かう。
コレクティーボは、10人くらいが乗り込む大きめのバンで、最低7,8人くらいが揃わないと出発しない。
料金は10ソル。
揃うのが遅いとちょっとドキドキする。
自分は帰りになかなか揃わず結構遅くなってしまった…
Estacion de colectivos para urubamba y ollantaytambo
マチュピチュへの中継地点「オリャンタイタンボ」
クスコからコレクティーボで約2時間で列車の駅があり、マチュピチュへの中継地点でもある「オリャンタイタンボ」に到着。
レストランやカフェ、ホテルやおみやげ物屋があって賑やかで、意外に栄えている。
小百合と書かれたバイクタクシーがあったけど、なんだコレは。
コレクティーボで降ろされた広場から駅までは徒歩10分程度。
何にも案内がないから結構困る。
アンデス山脈の絶景の中を走る「インカレイル」
駅の入り口でチケットを見せてホームへ。
全席指定なので自分が乗る車両の入口でチケットを見せて乗り込む。
乗ったのはセカンドクラスだけれど、革張りのシートでちょっと豪華。
チケットは高いし狭いのだけど、大きい窓と天窓があるのですごく明るい。
走り出すとアンデス山脈の絶景を眺められる。
標高が高いから空気も澄んでいて、どこまでも見渡せそう。
アンデス山脈の山々にかかる雲の中にはマチュピチュがあるかと思うと、宮崎駿映画「天空の城ラピュタ」みたいなロマンがある。
こんなところに住む人たちはどんな暮らしをしているんだろう。
途中クッキーとコカ茶が配られる。
コカ茶は、麻薬のコカインと成分が一緒で濃度が薄いコカの葉を使ったお茶で高山病などに効果があるやつ。
自分は高山病全然平気だったんだけど、意外に美味しくてこの2泊3日の間結構飲んでた。
インカレイルのファーストクラス
マチュピチュを訪れた記事は後で用意するとして、帰りはインカレイルのファーストクラスに乗った。
ストライキの影響で安い座席がなかったんだよね…
列車の種類が違うだけかもしれないけど、往路で乗ったセカンドクラスよりも窓も天窓もめっちゃ大きい。
夕方なのでそこまで外の景色は楽しめないけど、座席も余裕があって綺麗だしすごい快適。
今度はコカ茶とサンドイッチがついてきた。
お昼にコレだったらよかったのだけど…
フライトに乗り遅れそうになる!
せっかくインカレイルのファーストクラスに乗ったんだけど、オリャンタイタンボに30分遅れで到着。
さらにオリャンタイタンボ駅前でコレクティーボに乗り込んだはいいけれど、人数が集まらずなかなか発車しない…
結局クスコのアルマス広場に着いた時間はフライトの出発時間の30分前。
すぐにタクシーを拾って空港へ向かうも直前で渋滞にハマったので、途中から多sクシーを降りてダッシュ!
12kgくらいのバックパックを背負って空気の薄いクスコをダッシュして、出発時間5分前に保安検査場を通過。
通過って言っても職員の人も協力してくれて保安検査場自体片付けしてたのを無理やり通過させてくれて搭乗口へ。
出発が10分くらい遅れたお陰で無事に乗れたけれど、搭乗口で息切れでずっと「ハァハァ」言ってる。
飛行機に乗り込んでも収まらず、めちゃくちゃ疲れた状態で座って、呼吸が落ち着いたら即効で寝てた…
もちろんリマに着いたら夜中でUBERで宿泊場所に。
突然のストライキにはマジでイラついた「インカレイル」は、実際乗ってみるとアンデス山脈の絶景が楽しめてすごく楽しかった。
確かに少しチケットは高いけれど、ただの移動ではなく移動そのものを楽しめるので価値はあると思う。
一応時間に余裕は持った方がいいのは確か。
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