クリチバにある目の形の特徴的な外観が目を引く「オスカー・ニーマイヤー美術館」を訪問。
リオ・デ・ジャネイロを出た後はブラジル南部の都市クリチバに移動した。
クリチバは「クリチバ・マスター・プラン」と言われる公共交通システム(BRTなど)などを使った都市計画で有名な街だ。
だからバス停が凄く特徴的なデザイン。
オスカー・ニーマイヤーの建築だけ目的だからたった1泊の滞在。
次の日のフライトが早朝のために空港内にあるホテルにチェックインして荷物を置いてバスに乗って出発。
目の形の特徴的な外観「オスカー・ニーマイヤー美術館」
周辺から完全に浮いてる建築が「オスカー・ニーマイヤー美術館」で、目の形が特徴的な建築で本当にびっくりする。
その形の通り「目の美術館」と呼ばれている。
写真では見たことあるけど、実際目の前にすると「ホントにある!」みたいな感じがした。
後ろの矩形のボリュームも美術館の建物。
隣にはこんなおもしろいアートがあった。
主要な展示空間は矩形のヴォリュームの中にあって、エントランスがある1階は巨大なピロティになっている。
ピロティにもアート作品がいくつかあった。
ピロティではイベントを開催することもあるらしく、訪れたときは音楽イベントの設営中だった。
オスカー・ニーマイヤーに関する展示
エントランスでR$20を払ってまずは地下から見てまわる。
ドライエリアに向けて大きく開口が開いていて明るい。
真っ白くミニマルな空間はニーマイヤーらしい美術館だと思う。
地下にはオスカー・ニーマイヤーの展示があって、模型屋ドローイングなどが数多く展示されていた。
多分以前東京都現代美術館であった「オスカー・ニーマイヤー展」よりも充実してた気がする。
スケッチでニーマイヤーの作品を追えるので楽しい。
ブラジリア大聖堂やブラジリア国立博物館、ニテロイ現代美術館など今回観て回った建築の模型もあった。
ル・コルビュジエに関する展示
たまたま訪れたときはニーマイヤーの展示の隣でル・コルビュジエからインスピレーションを受けたアートをを展示していた。
ポルトガル語しかなかったので深い内容はわからなかったけれど、ざっくり観ているだけでもおもしろかった。
目玉の形そのままの展示空間
奥には綺麗な曲線が印象的な長い通路があって、ここを通って目の形をした棟につながっている。
地下からエレベーターで目の形をした展示空間に行くと、ホントに目の形がそのままの空間があった。
大空間を可動間仕切りで仕切る大味な空間だ。
目の下の部分も目の形そのまま使っていておもしろい。
目の下の階は、普通の展示室になっていた。
本来はニーマイヤーらしい遠回りするアプローチからもここに来ることができるらしい。
展示してあるのは、ブラジルのポップアートやコンテンポラリーアートが多い。
広く長い展示空間
そのあとはエントランスまで戻ってスロープで2階の展示空間に行く。
巨大な建築だから贅沢なスロープの使い方。
2階は広くて長いヴォリュームそのまま全部展示空間になっていて、様々な企画展が開催れていた。
目の形の部分と全く違うので同じ美術館に思えない…
細長い3列の展示空間があって、ブラジルのコンテンポラリーアートで大きめな作品が展示されていた。
結構広くて展示室もいっぱい。
中央に開口部がある以外は至って普通のホワイトキューブの美術館だ。
2002年にできた建築なのでブラジリアにある建築群よりは設備なども現代的だ。
疲れたのでピロティに面したカフェで休憩。
空港までの帰り道を調べようとしたんだけどWifiなし…
街の中にもWIfiがあるお店が全然ないのでその辺の人に聞いて、迷いながら空港に戻った…
「オスカー・ニーマイヤー美術館」は、やっぱりその目の形をした外観が衝撃的だった。
オスカー・ニーマイヤーに関する展示も充実してるし、企画展もおもしろいものがいっぱいあるので美術館として結構優秀で楽しい美術館だと思う。
Museu Oscar Niemeyer – オスカー・ニーマイヤー美術館
開館時間:10:00~18:00
休館日:月曜日
入館料:R$20
URL : http://www.museuoscarniemeyer.org.br
住所:R. Mal. Hermes, 999 – Centro Cívico, Curitiba – PR, 80530-230 Brasil
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