モロッコにある青い街「シェフ・シャウエン」はまるで絵本の世界に迷い込んだよう。
フェズのメディナ「フェズ・エル・バリ」を散策した次の日、宿泊していた「Riad 53」を通じてシェフ・シャウエン・ツアーに申し込んだ。
ホントはバックパッカーらしくバスで自分で行こうと思っていたんだけど、次の日にはスペイン・バルセロナに着いていたかったので、効率を考えてフェズからシェフ・シャウエンの日帰りツアーで行くことにした。
朝早く迎えの車が来て、乗り合いでシャウエンに向かった。
片道約3時間半でモロッコ北部の山間にある「シェフ・シャウエン」に到着。
まずはシェフ・シャウエンの街を一望するスポットから写真をパシャり。
モロッコの青い街「シェフ・シャウエン」
シェフ・シャウエンのメディナの入り口、アイン門前の広場まで移動し、帰りの集合時間を決めて出発。
アイン門からシェフ・シャウエン散策スタート。
青い色の建物に囲まれた急な坂道を登って行く。
シェフ・シャウエンのメディナは、建物の壁も道や階段、水色から深い青色など様々な青で染められている。
なぜこんなに青いかと言うと、青を神聖な色とするユダヤ人が移り住んだときに青く塗りたくったという説が有力だけれど、視覚的に涼しく感じさせるためだったり、虫除けだったりと諸説存在する。
マラケシュやフェズと言ったメディナ(旧市街)同様に狭い路地が続き、迷路のように入り組んでいる。
その迷路を迷子になりながら散策するのだけど、そのどの道でも青い色を見ない時はない。
まるで絵本やおとぎ話の世界
まるで絵本やおとぎ話の世界に迷い混んでしまったかのように感じる。
どの道を歩いてもかわいい建具や看板がいっぱい。
青く塗ること以外にルールは特にないらしいが、その微妙な青の違いも幻想的だ。
シェフ・シャウエンは、スペインやフランスからの観光客も多く、カラフルで鮮やかな雑貨や衣料品がお土産として売られ、それが飾られている様子がまたアクセントになって綺麗。
初めてモロッコに行ってみたいと思ったのは、このシャウエンを知ってから。
インドのジョードブルなど他にも青の街、ブルーシティと呼ばれる街はあるけれど、こんなにも過剰に青い世界はないんじゃないかな。
メルヘンな世界観は女子には人気が高いはず。
写真では何度も見たけれど、その青さに驚かされる。
街の中にある色々なものが綺麗に見える。
あまり人通りの少ない道を歩くと夢の中にいるように現実感がない。
サハラ砂漠とは違うけれど、これも初めての感覚。
光の入り方でも全く違う青が現れる。
緑の植栽とのコントラストも美しい。
ホテルやカフェ、住宅とどの建物も関係なく全て青色。
街中がフォトジェニックな場所で溢れている。
スペイン領だったこともあり、青いこと以外はどこかアンダルシアと似ている風景に思える場所もある。
市民の生活の場であるからモスクもあり、時間になるとコーランが聞こえてくる。
山岳地帯なので、急な坂が多く、そこから見える風景も綺麗。
途中、シャウエンの住人しかいないような場所に迷い混んでしまった。
割と塗ったばかりの建物が多くて、新しい建物も青色に塗られるんだと思う。
中には子供達がサッカーして遊ぶような路地もあり、生活の場所が普通にこんなに青いと言うことがわかる。
空き地に面した壁面に大きな絵を描いてるところもあった。
メディナを高い方に登って行くとオンサー門へ辿り着く。
門を抜けてメディナの外に出ると、それほ大きくない渓流があってカフェがいっぱい。
それなりに高い場所にあるので、空気も澄んでいて気持ちがいい。
可愛い猫がいっぱい
シェフ・シャウエンには可愛い猫がいっぱい。
なんでイスラム圏って猫いっぱいいるんだろう。
日本語の通じるレストランでランチ
一度オンサー門まで行ったらメディナの中腹くらいにある広場まで戻ってランチできるお店を探した。
結局は地球の歩き方にも乗っている日本語の通じるレストラン「バブ・スール」を選んだ。
お店の中まで全部青い。
ランチはクスクスだけだったので、クスクスを注文。
普通に安くて美味しかった。
Bab Ssour – バブ・スール
営業時間:12:00~23:00
電話:+212 660-261128
URL : https://www.facebook.com/restaurant.bab.ssour
住所:5 Rue Elkharrazin، Chechaouèn, Morocco
モロッコを訪れたら絶対に行きたいと思っていた「シェフ・シャウエン」は、まるで絵本やおとぎ話の世界に迷い込んだようでおもしろかった。
写真以上に現実に見てみると色々な青があるし、光の当たり方でも違うので来てみて良かった。
3時間半かけて約4時間の短い滞在だったけど、メディナもコンパクトでちょうど良かった気がする。
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