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フィンランドらしい森の中に佇むアルヴァ・アアルトの夏の家・通称「コエ・タロ」を訪ねる。

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セイナッツァロの村役場」を訪れた後は、またバスに乗ってアルヴァ・アアルトがフィンランドの短い夏を過ごしたというアアルトの夏の家・通称「コエ・タロ」に向かった。

終点のバス停で降りたまでは良かったんだけど、そのまま目印を通り過ぎて森に迷い込んでしまった…

Google map でマークしてた場所とちょっと違ってたらしく、熊でも出そうな森の中に迷い込んでしまった。

見学ツアーの時間も過ぎて道を聞こうにも車も通らないし、で散々歩いてやっと見つけた民家のインターホンを鳴らす。

結局そこに住む老夫婦の車で夏の家の駐車場に当たる場所まで乗せて行ってもらった。

バス停から徒歩で10分くらいのところにこんな入口があったんだけど、全然気付かずに30分以上さまよってしまった。

そのわかりにくい入り口を抜けると結局また森の中に入って行くことになる。

フィンランドらしい森の中を歩いて、また不安になりながら10分くらい行くと森の樹々を避けるように建つ不定形な平面の白い建物が見えてきた。

 

アルヴァ・アアルトが実験住宅としてデザインした夏の家・通称「コエ・タロ」

ガイドツアー開始から30分くらい遅れてやっとアアルト・夏の家に到着。

ちょうどコの字型の壁に囲まれた庭でアアルト建築の説明中でこれから中に入るところだった。

このアルヴァ・アアルト・夏の家は、通称「コエ・タロ」という実験住宅という意味の呼び方でアアルト自身が夏の間住んでいたという住宅。

北欧のライフスタイルにとってサマーハウス(夏の家)のような別荘は、短い夏を楽しむためにすごく重要なことだったらしい。

過酷な周辺環境から建築自体を守るために作られたコの字型の壁に囲まれた庭は、本で何度も見たことがあったけれどフィンランドらしい周囲の森と溶け込んですごく美しく感じた。

コの字型の壁はもちろん外部なんだけど、壁に囲まれているからどこか室内のような安心感がある。

それでいて蔦が生えていたり、周囲の自然を取り込んだりと建築の中に自然をミックスしていくような作り方は、「セイナッツァロの村役場」や「アアルト自邸」、「アアルト・アトリエ」などにも見られ、一貫んしている。

レンガでできた壁面は全部綺麗に揃っている訳ではないけれど、パッチワークのようにも見えてすごくアートっぽい。

そもそも実験住宅なので、素材使い一つにしてもアアルトがテスト的に様々なマテリアルを試したらしい。

RCの他にも木造だったり、あるいは基礎を組まずに建てている部分があったりと様々な実験的な構造もテストされていた。

 

北欧らしいインテリアが作る心地よいリビング

コの字型の庭からコエ・タロの中に入るとロフト付きのリビングがあって、気持ちいい空間が広がっている。

ちょうど椅子の高さに揃えた窓台には、陶器の雑貨が飾られ今でもアアルトが暮らしているような雰囲気。

窓からは、庭とその先に湖が望めてこういう絵画のようにも感じられる。

フィンランドの森の中での暮らしが豊かなものだということがこれだけでもわかる。

北欧らしいインテリアは、実験住宅としてローコストだけど豊かなライフスタイルが見てとれる。

ダイニングのクロスは、アキノ・アアルトによるデザイン。

木や藤などを使った家具やインテリアは暖かさを感じるし、日本とも近いような気がしてくる。

造作の棚などもかわいい。

ベッドルームなどもそれほど作り込んでいる訳ではないけれど、室内風景としてインテリアがデザインされていて居心地が良さそう。

このまま北欧らしい暮らしができそうな雰囲気。

キッチンの窓からは、針葉樹の北欧らしい森の風景が絵画みたいで料理も楽しそう。

 

フィンランド名物のサウナ小屋

コエ・タロから湖の方に降りて行くと、フィンランド名物のログハウスのサウナ小屋がある。

ガイドツアーに参加していたフィンランド人に「どうだい!?」って聞かれたので、「日本人だからフィンランド人みたいにみんなサウナ好きだよ」と意気投合。

フィンランドでは、サウナに入った後に冬でも湖に飛び込むらしいけれど、水風呂入るくらいでそれは日本人にはできない(笑)

 

ルーバー状のファサードのボート小屋

昔は、この辺に道路が通っていなかったので、アアルトは、コエ・タロを訪れるのにボートで来ていたので湖畔にはボードをしまう小屋がある。

コエ・タロの資材を運ぶ時も船で運んだらしい…凄い。

木のルーバー状のファサードがかっこいい。

このボートもアアルトのデザイン。

全景はユヴァスキュラ市内にあるアアルト美術館にある模型で見ることができる。

 

アルヴァ・アアルトの夏の家・通称「コエ・タロ」は、フィンランドらしい森の中にひっそりと佇みながら、自然とも溶け込み、豊かなインテリアですごく美しい室内風景が作られていた。

実験住宅なので、ローコストでありながらも北欧らしい理想的なライフスタイルを送ることができそうで、居心地もよかった。

帰りはバスの時間までこの喫茶店で休憩。

お店の人とフィンランドのこと、日本のことを話して時間を潰した。

Alvar Aalto Experimental – アアルト・夏の家/コエ・タロ

URL : https://www.alvaraalto.fi/en/location/muuratsalo-experimental-house/
入館料:€20
住所:Melalammentie 6, 40900 Jyväskylä, Finland

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