レンゾ・ピアノによるデザインで移転したアメリカンアートを展示する「ホイットニー美術館」。
午前中から「MoMA(ニューヨーク近代美術館)」、「ソロモン・R・グッゲンハイム美術館」を訪れた後、午後もさらにニューヨークの美術館巡り。
グッゲンハイム美術館を出ると徒歩圏内にメトロポリタン美術館や旧ホイットニー美術館がある。
旧ホイットニー美術館は今メトロポリタン美術館の分館で設計者であるマルセル・ブロイヤーの名前を取って「メット・ブロイヤー」になっていて、ホイットニー美術館はマンハッタン内の別の場所に移転した。
The Met Breuer – メット・ブロイヤー
開館時間:10:00~17:30(金・土曜日~21:00)
休館日:月曜日
入館料:$25
URL : https://www.metmuseum.org/visit/plan-your-visit/met-breuer
住所:945 Madison Ave, New York, NY 10021 USA
レンゾ・ピアノによるデザインで生まれ変わった「ホイットニー美術館」
マンハッタンのチェルシーのエリアに移転した「ホイットニー美術館」は、2015年にレンゾ・ピアノによるデザインで大幅に生まれ変わった。
それまでの2倍の展示空間になり9階建てとかなり大きくなっただけでなく、より親しみやすい美術館になったと言える。
ガラス張りでハドソン川を望む1階のレセプションでチケットを購入。
ちなみに廃線になった鉄道の高架線を再利用した空中緑道「ハイライン」からも出入りできる。
ガラス張りなのでレストランまで見渡せるオープンな空間。
まずはエレベーターで9階まで昇る。
モダン、コンテンポラリーのアメリカンアートを展示する
最上階はトップライトの自然光で明るい展示空間。
ホイットニー美術館は、アメリカの近代から現代のアートを中心に展示している。
モダンアートでは、エドワード・ホッパーやバスキア、イサム・ノグチなどの作品がある。
コンテンポラリーアートでは、現在もアメリカを拠点に活動している作家の作品を中心に展示。
アンディ・ウォーホルなどの超有名作家の作品も多い。
展示室も様々でホワイトキューブ的な場所もあれば、ニューヨークの風景を背景にするスペースもある。
オープンで開放的な美術館
このホイットニー美術館は、すごくオープンな雰囲気で居心地がいい美術館。
カフェも明るくて入りやすい。
そのカフェは外の眺めが良いテラスにも続いている。
カーテンウォールで外部と続いているような展示室もある。
テラスにもイサム・ノグチなどの彫刻作品が展示されていて、公園みたい。
各階の展示室だけでなくテラスも全く異なる雰囲気。
見える眺めもそれぞれ違って「ワールドトレードセンター」や五番街方面を見たり、ハドソン川越しにニュージャージーが見えたりと楽しい。
ハイラインもこんな感じに見える。
建物の中をハイラインが通過するザ・スタンダード・ホテルを間近に見る。
ハドソン川が見える場所もある。
特にテラスは美術館というより公園にパブリックアートが置いてあるようなイメージに近い。
特に3階のテラスはインタラクティブな展示で、訪れる人たちも体験型のアートを自然に楽しんでいた。
「ホイットニー美術館」は、レンゾ・ピアノのデザインではあるが、少し全体的なまとまりに欠ける美術館な気が下。
でもその分色々な空間が散りばめられていて多様性のある美術館だと思った。
レンゾ・ピアノのデザイン云々言う前に「ホイットニー美術館」は、都市に溶け込む市民が親しみやすい美術館なのでアートに気軽に触れられるから、アートにそれほど興味がない人でも入りやすい。
是非この新しくて楽しい「ホイットニー美術館」を訪れて存分に楽しんで欲しいと思った。
Whitney Museum of American Art – ホイットニー美術館
開館時間:10:30~18:00(土曜日~22:00)
休館日:火曜日
入館料:$25
URL : https://whitney.org
住所:99 Gansevoort St, New York, NY 10014 USA
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