バルセロナに生まれたジョアン・ミロの作品を多く展示する「ミロ美術館」に行って来た。
今回のバルセロナ滞在3日目は、午前中は仕事して「サンタ・カタリーナ市場」のバル、ジョアンでランチを食べた。
そのあとは、バスでモンジュイックの丘に出かけた。
意外にもバルセロナでまだ訪れていない「ミロ美術館」に向かった。
マヨルカ島のパルマにあるミロ美術館も良かったんだけど、本館でもあるバルセロナは今回が初。
ミロからの贈り物と呼ばれる「ミロ美術館」
バルセロナのミロ美術館は、名前の通りジョアン・ミロの作品を主に展示する現代美術館。
バルセロナ出身のジョアン・ミロが親友と一緒に設立した美術館で、個人の美術館としては世界最大。
「ミロからの贈り物」とバルセロナの人たちからは呼ばれているらしい。
カタルーニャ出身の建築家でル・コルビュジェの下で働いていたホセ・ルイ・セルトによる設計で、モンジュイックの丘の森に溶け込むように建っている。
外観はシンプルだけど、入ってみると意外にも広くて、カフェやレストランも充実してた。
レストランやカフェ、ワークショップのスペースは誰でも入れるオープンな設計になっていて、ミロの美術館なんだけど解放された美術館という感じだった。
一万点を超えるミロのコレクション
レセプションでチケットを買って展示室に入る。
アーチが連続した天井が特徴的で、そこにミロの作品が並ぶ。
展示されている作品はミロ自身が寄贈したもので、初期と晩期の作品が多数ある。
ミロらしい子供っぽさを感じる絵画がいっぱい。
基本的にはホワイトキューブが連続するような展示空間で、純粋にミロの作品を鑑賞できる。
巨大なタペストリーは迫力がある。
館内にはこれでもかっていうほどいっぱいのミロの作品。
バルセロナを見下ろすミロの彫刻作品
丘になっている場所には巨大なテラスがあって、そこには水盤とミロの彫刻作品がある。
バルセロナの街を一望しながらミロの作品を鑑賞できるこのスペースは、ミロ美術館のハイライト的なスポットだ。
抽象絵画はわからないって人でもミロ美術館の雰囲気は気に入ると思う。
ミロの作品の他にもアレクサンダー・カルダーの作品が小さいピカソのゲルニカと一緒に展示されている。
吹き抜けの空間には彫刻「アーモンド・ブロッサム・ゲームをする恋人たち」のような立体的な作品が展示されている。
スロープを登りながら色々な角度で彫刻作品を楽しめる。
実験的な展示空間「エスパイ13 」
ミロ美術館には「エスパイ13」というピックアップされた作家の作品を展示するスペースもある。
訪れた日は風が強くて屋上には出られなかったけど、ここにもミロの彫刻が多く展示されていた。
通路になっているスペースにもミロの彫刻がいっぱいで歩いているだけで楽しい。
ブラジルの建築家「リナ・ボバルディ展」
企画展のスペースではブラジルの建築家、リナ・ボバルディに関する展示が開催されていた。
この次の日にはブラジルに行く予定だったので、良い予習になった。
ミロ美術館は単に美術館の機能だけでなく、ワークショップなども行える芸術センターのような役割も担っているのだそうだ。
バルセロナに何度も訪れていながら初めて入ったミロ美術館は、ミロの作品を心置きなく楽しめる美術館だった。
それと同時にアートとの距離感が近くてアートを身近に感じることができるバルセロナらしいスポットでもあった。
Fundació Joan Miró – ミロ美術館
開館時間:10:00~20:00(日曜日~18:00)
休館日:月曜日
入館料:€12.90
URL : http://www.fmirobcn.org
住所:Parc de Montjuïc, s/n, 08038 Barcelona, Spain
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