島の向こうはニライカナイ。琉球王国誕生の地と言われる神の島「久高島」を訪ねる。
福岡出張の前に那覇に来て、基本ずっとホテルの部屋で仕事してたんだけど安かったから一応レンタカーを借りてたんだよね。
せっかく借りたので行ってみたかったけど、まだ行けてない「久高島」に行ってみることにした。
南城市知念の安座真港からフェリー
久高島は斎場御嶽からも近い南城市知念にある安座真港から「フェリーくだか」で20分。
高速艇もあるけど15分くらいだからあんまり変わんないね。
安座真港
住所:沖縄県南城市知念安座真1062−22
今年何度目の船旅だろうか。
久高島の徳仁港に到着。
斎場御嶽から見た通り、山もなく真っ平らな島ということがわかる。
琉球王国誕生の地であり神の島と言われる「久高島」
久高島は、琉球を創造したとされる祖神「アマミキヨ」が降り立ったと言われる神の島。
島のいたるところに御嶽など神聖な場所があり、女性しか入ってはいけない場所やそもそも立ち入ってはいけない場所が多くある。
琉球王国の五穀発祥の地であり、斎場御嶽をはじめ、沖縄の建造物の中にはこの島からわざわざ石を運んで作られたものが多い。
南城市にある斎場御嶽からもこの「久高島」を望むことができる。
真っ平らな島なので港でレンタサイクルを借りて回る。
神聖な儀式イザイホーが行われる「久高殿」
久高島の集落の中には12年に一度行われる神聖な儀式・イザイホーが行われる祭祀場「久高殿」がある。
神聖な場所ではあるけど、1978年を最後にイザイホーは行われていない。
久高殿
住所:沖縄県南城市知念久高108
こっちは久高殿の近くにある「大里家」
久高島で最も神聖な場所「クボー御嶽」
集落から北へ向かうと「クボー御嶽」がある。
ここは久高島で最も神聖な場所であり、沖縄全体でも非常に重要な場所でもちろん立ち入り禁止になっている。
外から祈るだけにしよう。
綺麗な海岸線が続く「ロマンスロード」
自転車でさらに北上し「カベール岬」を目指す途中の海沿いにあるのが「ロマンスロード」と言われる道。
地元のカップルがよく行く場所なのでこの名前らしい。
海は綺麗だけど冬だから波がある。
アマミキヨが降り立ったとされる「カベール岬」
久高島の最北端にあるのが「カベール岬」でアマミキヨが降り立ったとされる神聖な場所だ。
綺麗な海の先には死後の世界・ニライカナイが広がっていると言われる。
最強のパワースポット
久高島を自転車で回っているとやはり島中が神聖な聖域と言う雰囲気が漂っている。
斎場御嶽と合わせて最強のパワースポットと言えるだろう。
神々の船が停泊すると言われる「イシキ浜」
島の東側にある「イシキ浜」神々の船が停泊すると言われる神聖なビーチ。
他の聖域同様に歴代の琉球国王も訪れる場所だったらしい。
ちなみに遊泳禁止。
綺麗なビーチがいっぱい
久高島には他にも綺麗なビーチがいっぱい。
今回は冬なので肌寒くて入れないけど、普段はこの綺麗な海で遊べる。
帰り道にレンタカーが故障!
フェリーくだかの最終便で安座真港に戻り、レンタカーで走り始めて15分もしないまだ南城市内の交差点で赤信号で泊まったらそのままエンジンが止まりかからなくなった…
とりあえずレンタカー屋さんに連絡するも「ライト付けっ放しでバッテリー上がっただけ」と言われ続ける。
近所の人たちに押してもらって脇道に寄せ、その中に車に詳しい人がいて、バッテリーは正常だからバッテリーを稼働するところが消耗してしまっているとのこと。
レッカー車が来るまで話し相手になってもらったり、お菓子もらったりと車を押してもらったのも含めて沖縄の人の温かさに触れた。
結局レッカーの人が来て車診てもらったら、やはりバッテリーではなく整備不良。
レンタカー会社まで送ってもらって事情説明してもらって最寄りのゆレールの駅まで送ってもらった。
レンタカーの故障で神聖な島だから何か持ち帰ってしまったかと思った「久高島」初上陸。
確かにその神聖な雰囲気と「ニライカナイ」を感じることができる島だと思った。
ダイビングショップもあったから次はもう少し暖かい時期に訪れて楽しい一面も見てみたい。
コメントを残す