流線型のデザインが特徴的なザハ・ハディド 設計の「サーペンタイン・サックラー・ギャラリー」
ロンドン中心部のケンジントン・ガーデンズは、市民の憩いの場所になっている広大な公園。
東京で言えば代々木公園、ニューヨークで言えばセントラル・パークと言ったところかも。
メトロのマーブル・アーチ駅で降りて、ケンジントン・ガーデンズの中を歩く。
広すぎ!
寒いけど結構人がいるんだよね。
ザハ・ハディド設計の「サーペンタイン・サックラー・ギャラリー」
ケンジントン・ガーデンズの中心部に位置する場所にあるのが、古い弾薬庫を改装したギャラリー「サーペンタイン・サックラー・ギャラリー」。
1963年まで軍事利用されていた倉庫をザハ・ハディドによる設計で増改築して生まれ変わらせ、とても面白い建築にコンバージョンされた。
平面が真四角の展示空間で、回遊できる白いニュートラルな空間気持ちいい。
基本的には企画展を開催していて、ファッションやファッションに近い内容の展示が多いらしい。
中央には既存の倉庫を活かした展示スペースもあって雰囲気がいい。
流線型のデザインが特徴的な「ザ・マガジン」
火薬庫だった倉庫の脇にはザハ・ハディドらしい流線型のデザインが特徴的な「ザ・マガジン」と言う愛称のカフェがある。
どろっとした液体を形状記憶したような屋根がおもしろい。
内部に入ると、有機的な曲面の屋根に包まれる不思議な空間が広がり、その屋根をレンゲのような柱が支え、そこから自然光が入るように設計されている。
入って右手の壁はギャラリーのレンガの壁がむき出しで不思議な雰囲気。
天井から壁へと変化するデザインと同じようにカウンターなどの什器も流線型で統一されている。
天井に反射する光が柔らかく、洞窟のようにもテントのようにも感じられ気持ちいい。
歩き過ぎたので、カフェで一休み。
なぜか日本推しで、日本酒や日本の要素を取り入れたアフタヌーンティーが人気。
Serpentine Sackler Gallery – サーペンタイン・サックラー・ギャラリー
開館時間:10:00~18:00
休館日:月曜日
電話:+44 20 7402 6075
URL : https://www.serpentinegalleries.org
住所:W Carriage Dr, London W2 2AR UK
近現代アートを展示する「サーペンタイン・ギャラリー」
サーペンタイン・サックラー・ギャラリーを観てカフェでお茶した後は、ケンジントン・ガーデンズをさらにサーペンタイン・レイクを超えて歩いていく。
ここが「サーペンタイン・ギャラリー」で、夏季限定の有名建築家によるパビリオンが有名。
今年はメキシコのフリーダ・エスコベドが作品展示していたのだけど、既に今は冬なので解体されて跡形もなかった。
ギャラリーは、公的資金や宝くじの収益、スポンサーからの資金で賄われているため入場無料。
併設されているブックショップはおもしろそうな本がいっぱい。
本屋にいると時間を忘れて見入ってしまうのと、欲しくなってしまうので早々と退散(笑)
Serpentine Gallery – サーペンタイン・ギャラリー
開館時間:10:00~18:00
休館日:月曜日
電話:+44 20 7402 6075
URL : https://www.serpentinegalleries.org
住所:Kensington Gardens, London W2 3XA UK
サーペンタイン・サックラー・ギャラリーもサーペンタイン・ギャラリーもおもしろい展示をしているし、ザハ・ハディドの建築も綺麗だ。
ケンジントン・ガーデンズがかなり広く歩くと疲れるので、2つのギャラリーを観つつ、ザハ・ハディドのデザインが特徴的なザ・マガジンで休憩するのがいい過ごし方かなと思う。
次回は夏に訪れてサーペンタイン・ギャラリーのパビリオンも見てみたい。
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