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ピエトロ・ベルーシ&ピエール・ルイジ・ネルヴィの「セント・メアリー教会」がダイナミック!

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フランク・ロイド・ライトの元サークル・ギャラリーだったブティックを訪れた後は、バスで次の目的地へ。

と思ったんだけど、全然バス来ないので20分ほど歩いてダウンタウンの外れに向かう。

南北に歩くと坂を登り降りすることになるが、今回は西側に歩く。

訪れたのはピエトロ・ベルーシとピエール・ルイジ・ネルヴィの設計による「セント・メアリー教会」。

そう言えば、イタリア人建築家のピエール・ルイジ・ネルヴィはローマで一つ建築を観たことがあるけど未知な感じ。

 

東京カテドラルにも似た外観

セント・メアリー教会は、矩形のヴォリュームの上に帽子のような形の屋根が乗っかっている不思議な形をした外観。

モダンでありながら重厚さもあって、どこか丹下健三の東京カテドラルにも似ているこの建築だ。

独特なデザインの扉から早速中へ。

 

ダイナミックな構造と豊かな内部空間

中に入ると、生き物のようにうねるような柱が床から突き出している。

四方から柱が伸びて天井とともに中央の空間を囲っている。

ダイナミックな柱がモダンな矩形の空間の存在を決して、四隅から入る光を優しく反射させている。

床から伸びたHPシェル構造の壁というか天井が上に伸びて、独特な緊張感があり神聖な雰囲気がある。

メキシコのフェリックス・キャンデラの建築にも似ている。

高く伸びるHPシェルの天井をステンドグラスの十字架のスリットが分割し、そこから柔らかい光が入る。

教会の中央に立って上を見上げると迫力と美しさがわかる。

光が伝うHPシェルの壁面はとても綺麗で、こういうところも東京カテドラルのようだし、安藤忠雄の光の教会のようでもある。

周辺のデザインも教会の雰囲気に合っていていい感じ。

 

この「セント・メアリー教会」を設計したピエトロ・ベルーシとピエール・ルイジ・ネルヴィの二人は、東京カテドラルを設計した丹下健三にも影響を与えた人物として知られている。

メキシコで観たフェリックス・キャンデラの建築のように、構造とデザインがともに高いレベルで実現された建築として非常におもしろかった。

 

Cathedral Of Saint Mary Of The Assumption – セント・メアリー教会

電話:+1 415-567-2020
URL : http://www.stmarycathedralsf.org
住所:1111 Gough St, San Francisco, CA 94109, USA

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