ヴィトラ・キャンパス内にあるザハ・ハディド設計の建築である元消防ステーションを再訪!
ヴィトラ・キャンパス自体もその中のザハ・ハディド設計の元消防ステーションも半年前にも訪れたが、今回も改めて見たら結構良かった。
ウィーンでザハ・ハディド設計のウィーン経済・経営大学を見たというのもあり、改めてじっくり見てみた。
流線型のデザインがいかにもザハ・ハディド建築
いかにもザハ・ハディドの設計である流線型のデザインの建築は、アンビルドの女王と言われた彼女の作品として最初に実現された建築だ。
流線型のデザインはよりヴォリュームをシャープに見せることにより、その印象を柔らかくしているようで思ったより大きい気がする。
前回はヴィトラショウデポの工事中だったため、ファサードをあまり良く見られなかった。
平衡感覚が狂うような傾いた床や壁で構成された内部空間
中に入るとおもしろいのは脱構築建築らしく、床壁天井と斜めになっている場所がほとんどで平衡感覚が狂う感じがする。
確かにかっこいいがこれが消防ステーションだったとは機能としてどうなの(笑)
現在は消防ステーションとしては使われていなくて、普通にイベントスペースとして使われている。
斜めになっていると同時に緩やかカーブを描く開口部がおもしろい。
今回は2階も見学できた。
複雑にラインが混じり合い階段によって緩やかにスペースを区切っている。
さっきとは反対側を見ると開口部が大きく明るいキッチンと食堂があり、テラスと繋がるようで気持ちがいい空間だ。
Vitra Fire Station (ヴィトラ・消防ステーション)
住所 : Müllheimer Str. 56, 79576 Weil am Rhein
前回半年前にも見学してはいたのだけど、今回はゆっくりと見学できたこともあって中々おもしろかった。
周囲も工事が終わっていたこともあり、開口部から外部との関係も理解できて改めて良かったと思う。
少なくともヴィトラ・キャンパスはオススメなのでこのザハ・ハディドの建築を含めて是非訪れて欲しい場所だ。
2016-11-01 | Posted in 建築・都市, スイス, ドイツ |キーワード : ドイツ、ザハ・ハディド、ヴィトラ、バーゼル、ヴィトラ・キャンパス、脱構築、脱構築主義、消防ステーション、スイス| No Comments » | 2,745 views
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