パリ16区、高級住宅街にあるル・コルビュジエの「アパルトマンとアトリエ」を訪ねる。
「ラ・ロッシュ邸」を観た後に「アパルトマンとアトリエ」も観ちゃおうと思って行ったら、見学は土曜日だけと言われたから出直す。
ここはル・コルビュジエが生涯を過ごしたアパートとアトリエで、学生の時に授業でスライドを観から是非行きたいと思っていた場所だ。
パリの建物とは異なるモダンなデザイン
パリの高級住宅街と言われる16区のラグビースタジアムの前に建っている「アパルトマンとアトリエ」はガラスブロックを使ったファサードはこのあたりだとスゴく目立つからすぐ分かった。
エントランス入るとコルビュジエのドローイングがいっぱい。
ここにもガラスブロックが使われていて、コルビュジエというか弟子の建築家の作品っぽい気がした。
オープンハンドが案内板に描かれている。
アトリエのボールトの屋根が美しい
学生のとき観たスライドで印象的だった、このアトリエとして使っていた空間は実際観ても美しい。
このざっくりした場所にボールトの屋根の幾何学の組み合わせが斬新だった記憶がある。
開口が連続してあって、天井のホワイトで光が拡散して明るい。
アトリエスペースの背後はコルビュジエが実際に仕事をしていたスペース。
天井が低くなっているデスクは目の前がガラスブロックで明るい。
ここでドローイング描いていたんだね!
居心地が良さそうなアパルトマン
エントランスを挟んで反対側がアパートとして使っていたエリア。
写真はリビングからダイニング方向を見る。
コルビュジエの家具がいっぱい。
眺望を重視してベッドがこんなに高い。
こっちもベッドルーム。
バスルームもトップライトで明るい。
ダイニングからの眺めも良くて、窓にカラフルなボックスが。
テラスから見るとこんな感じ。
最上階だからかキッチンも割とモダンで明るい。
パリを見渡す屋上
エントランスの脇にある螺旋階段で屋上へ上がることができる。
屋上の階段室は全面がガラスで下の階の採光になっている。
外から見るとこんな感じ。
「サヴォア邸」ほどでは全然ないけれど、屋上庭園。
ル・コルビュジエの「アパルトマンとアトリエ」はボールト状の天井や螺旋階段部の採光が非常に良かった。
「サヴォア邸」が郊外型ならここは都市型の住居として居心地が良さそう。
そして何よりル・コルビュジエの日常をリアルに伺えることができて理解が進む。
パリに来たら是非観て欲しい場所だ。
Le Corbusier’s studio-apartment
アパルトマンとアトリエ
開館日 : 土曜日
開館時間 : 10:00-13:00, 13:30-17:00
住所 : 24, rue Nungesser et Coli 75016 Paris, France
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