ル・コルビュジェ設計のチャンディーガル「高等裁判所」は巨大な柱と大きな屋根が大迫力。「オープン・ハンド」も!
「立法議会議事堂」を出てちょっと歩くとコルビュジェ設計のモニュメント「影の塔」があり、そこで休憩中の軍人さんに呼び止められる。
日本人だとわかるとニッコリして、「途中まで案内してやる」とのこと。
って言ってもまっすぐ歩くだけなんだけど…
話をしていると「フクシマはどうなってるんだ?」と聞かれ、「安心はできないよ」と難しい英語は言葉にできないので簡単に話した。
インド人も原発事故には関心あるんだなぁと、思った。
シンボル「オープン・ハンド」モニュメント
少し歩くとコルビュジェがデザインしたチャンディーガルのシンボル「オープン・ハンド」がある。
これも周囲の広場と調和していて美しい。
鉄板でできているんだけど、このモニュメントは風で動くらしい。
巨大でカラフルな柱が特徴的な建築
「オープン・ハンド」からすぐ「高等裁判所」がある。
巨大な柱と巨大な大屋根は曲線を取りいれていかにも後期のコルビュジェといった感じかな。
ここでも「ブリーズ・ソレイユ」が効果的に使われている。
多分本当は池になっているところから撮影
近くに行くと本当に大迫力。
すごく荒々しいけれど、ダイナミックな空間を作り出していて自分的にはかなり好きな感じ。
遠くから見ると美しく見える要素の柱と天井の取り合いも、曲線でまとめていて近くで観るとどんなだろとか心配してたけど良かった。
外部空間が多く取られていて、巨大な大屋根がインドの過酷な日差しから守っている。
外部空間は風が抜けるような作りになっていて気持ちいい。
上階にはエレベーターで移動するがスロープでも行けるようになっている。
スロープは外部と巨大な柱を望みながら昇って行けるのでここでも「立法議会議事堂」同様「建築的プロムナード」を体現できる。
吹き抜けの屋上からは「行政庁舎」「立法議会議事堂」を観ることができて見晴らしもよかった。
結構歩いたなぁと思った。
「ブリーズ・ソレイユ」とやっぱり外部空間が好き
反対側も外部空間の廊下側が日除け「ブリーズ・ソレイユ」として利用されている。
この日も気温は45℃近くあって、自分は水1L持って歩いてたし、建築的にはやっぱり暑さに対して色々工夫が必要なんだよね。
ちなみに1Lあった水は一瞬で飲みきったけど…
完成から70年近く経っているけど現役で使われていて、普通に働いている人がいる。
そりゃあ、外にいっぱい車が停まっているわけだな。
一部、使っていない部屋は警備の人が見せてくれたけど、やっぱり内部より外部空間がインドの気候と合っているように思える。
ここの警備の人も優しかった。
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