コペンハーゲン近郊の「ベルビュー・ビーチ」にはアルネ・ヤコブセンが手掛けた建築作品がいっぱい!
世界一美しいという美術館「ルイジアナ美術館」でアートで満腹になった後は、コペンハーゲン方面の列車に乗ってクランペンボーという駅で降りた。
ここのベルビューというエリアには、アルネ・ヤコブセンが手掛けた建築作品がいっぱい残っている。
モダンで白い建築がかっこいい「ベラヴィスタ集合住宅」
海側の出口から出るとすぐ前にある集合住宅がアルネ・ヤコブセンが設計士、1934年に完成した「ベラヴィスタ集合住宅」。
白さが際立つファサードは、影響が受けたというミース・ファン・デル・ローエの初期の建築にも似ているように思う。
ヤコブセンのキャリア初期の代表作のこの集合住宅は、どの住戸からも目の前のビーチを眺められるように各住戸をずらして配置されている。
リゾートマンションとして計画されたらしいけれど、海が見えるロケーションにヤコブセンの建築とすごく贅沢に感じる。
もちろん今でも現役で使われていて、こんな環境に住めたら楽しいだろうなぁ。
ベラヴィスタ集合住宅の通りを挟んで隣にあるレストラン・ヤコブセンやベルビュー・シアターもヤコブセンの設計で対になっているようにも思える。
The Bellavista Housing estate – ベラヴィスタ集合住宅
住所:Strandvejen 415 A-E, 2930 Klampenborg, Denmark
青のストライプがかわいい「ベルビュー・ビーチの監視塔」
ベラヴィスタ集合住宅の目の前には、「ベルビュー・ビーチ」という綺麗なビーチが広がる。
北欧らしく9月でも寒いんだけど、一人泳いでいる女性がいてびっくり!
ベルビュー・ビーチにある青のストライプがかわいい監視塔などをは、ヤコブセンによるデザイン。
ビーチバレー用のネットのポールまで白と青でコーディネートされていてかっこいい。
シャワールームや脱衣所、トイレなど白さが際立つスッキリしたモダンデザイン。
クラブハウスなどもかっこいいのだけれど、9月上旬でこんな感じに閑散としている。
この日も寒かったし、7、8月しか稼働してないのかな!?
建築から家具、照明やプロダクトデザインなどスケールに関わらず仕事をしていたヤコブセンらしくプロダクトっぽい小さい建築は、なかなかかわいい。
Bellevue Beach – ベルビュー・ビーチ
今回訪れたベルビューエリアは、アルネ・ヤコブセンの完成度の高い建築と小さいけれどプロダクトのような建築の両方が楽しめる。
今回、9月上旬でも閑散としていたので、できれば夏の晴れた日に訪れて活気があるビーチの姿を見てみたいと思った。
この後、ベルビュービーチを海岸線に沿って南に歩いてヤコブセンが手掛けた世界一有名なガソリンスタンドへ向かった。
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