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デンマークの世界一美しい美術館と言われる「ルイジアナ美術館」でアートと共にずっと居続けたい。

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アトリエ・セプテンバー」で朝食を食べた後は、電車に乗ってコペンハーゲンの郊外へ向かった。

今まで世界中で色々な美術館に行って来たけれど、今回はデンマークの世界一美しいと言われる美術館「ルイジアナ美術館」を訪れることになるので楽しみ。

 

世界一美しい美術館と言われる「ルイジアナ美術館」

フムレベックというコペンハーゲン中央駅から特急電車で30くらいの駅で降りて15分ほど歩くと、大きな彫刻があるけれど「本当に美術館!?」って感じの小さな入口から中に入る。

 

世界一美しい美術館と言われる「ルイジアナ美術館」は、もともと邸宅だった建築を改装して美術館として1958年に開業。

ルイジアナ美術館の名称は、創業者のクヌド・W・イェンセンが3度結婚して3度とも相手がルイーズだったからという理由で名付けられたらしい(笑)

あまりにこぢんまりしたエントランスは「あれ!?」って不安になる。

中に入るとエントランスの建物からは想像できない大型の美術館って感じ。

ポール・ヘニングセンの照明「PHアーティチョーク」とかっこいい展覧会のポスターがあってテンションが上がる!

レセプションを抜けるとミュージアムショップがあって格子状の木の天井がかっこいい。

地下のミュージアムショップは、もはや家具のセレクトショップ並みの品揃え。

欲しいものいっぱいだけど、買っても持って帰れないや(笑)

ルイジアナ美術館で使われている椅子まで売ってる。

 

多様な「居場所」がある美術館

1958年から5回も増築を繰り返したルイジアナ美術館は、いい意味でバラバラ。

外部のランドスケープも含めて、この建築は丘の上に複雑に建っている。

もちろん地下に潜ってアートに没入できる空間があったり。

かと思えば、眺めの良くてホッと一息付ける空間があったりする。

曇天なのが残念だけど、対岸にはスウェーデンにつながるオーレスン海峡の海が素朴ですごく綺麗に思えた。

このカーテンも展示物の一つでアート。

美術館自体も体験型のアートに思えてくるからアートと建築の境界がわからない。

展示内容もインスタレーションや映像、写真、絵画など色々な現代アートがあって飽きない。

体験型のアートもあるし、時代に合わせて変化してきたことがわかる。

ところどころに一息付ける場所があるのでゆっくりとアートが楽しめる。

外の庭園に出られるし、晴れていたらここに佇むだけでも良さそう。

意外にも立体的な空間構成だから色々な角度で大きなアートを楽しめるのも良い。

直島にある安藤忠雄氏が手掛けた「地中美術館」もここを参考にしているのでは!?と思えてくる。

5回も増改築しているので、建築の様式もパッチワークのように様々。

北欧のティーハウスっぽい回廊は、外の緑を体験しながら休憩できるスポット。

そこから地下に潜っていく動線も良い感じ。

もちろん展示空間自体も様々な大きさや形で色々なアートに対応している。

カーブを描くこの展示室では、アメリカのセレブリティをテーマにした写真の展示があった。

とにかく広くて、展示している作品点数も多い。

いくつもの常設展や企画展を見て回れるので楽しい。

 

世界一のミュージアム・カフェ

美術館のカフェって申し訳ない程度にしか設置されていないことが多いけれど、世界一美しい美術館のミュージアム・カフェは全くの別格。

庭園と一体になるようなデザインで、ホテルのラウンジみたいな落ち着きがある空間になっている。

良く見る写真ではアルネ・ヤコブセンがデザインした名作家具・セブンチェアが並んでいたんだけど、訪れたときは椅子が全部変わっていてちょっと残念。

アレクサンダー・カルダーの彫刻作品がある庭園に対してオープンで、アートや綺麗な海を身近に感じながら食事したり、お茶したりことができる。

ここで休憩するだけでも楽しいので1,2時間は居られる。

夜までタイミングがここしかないのとお昼なのでランチすることにした。

1番安いサンドイッチを注文したら、サーモン美味いんだけどビール入れて¥3,000と高過ぎて凹む(笑)

 

建築とアート、自然が一体になる空間

ルイジアナ美術館の数ある展示空間の中でも最も有名なのが「ジャコメッティ」のコレクションがある空間。

壁一面がガラスの外部の緑を切り取ったような背景にジャコメッティの彫刻が映える。

感動でずっと立ち尽くしていて、世界一美しいとは本当だなぁと実感。

建築とアート、自然が一体になる空間が美しい。

ジャコメッティのコレクションを抜けて、彫刻が配置されている回廊を歩く。

回廊にも外部の庭園にも彫刻があるので、アートや自然との距離感が近く感じられる。

全面ガラス張りの外を見ると自然な形で彫刻が存在していた。

 

地形と建築、アートを楽しむ彫刻庭園

この美術館は、本当の意味で外部との境界がない美術館だと思う。

ルイジアナ美術館を手掛けたヨルゲン・ボーとヴィルヘルム・ヴォラートの2人の建築家は、何ヶ月も間この敷地を歩き回り、樹齢の長い樹木を避けたり、海を眺めたりするのに最適な建築の配置を考えたのだそうだ。

結果的に海や森など多様な自然の要素がある場所に、多様な居場所がある美術館が生まれた。

ミュージアム・カフェからアクセスできる庭園には、モービルの生みの親、アレクサンダー・カルダーの彫刻作品がシンボルのように建っている。

そして、その庭園だけでなくオーレスン海峡や向こう岸のスウェーデンまで背景にして一つのアートのように感じられて、美しいランドスケープになっている。

この日は天気が良くなかったけれど、晴れていたらサンドイッチとコーヒーを持ってピクニックしたくなるような庭園。

数ある彫刻作品が身近に感じられる。

彫刻だけでなく建築自体も一つのアートに思えてくる。

建築を背景にするという新しい視点があった。

眺めが良いスポットには彫刻が絶妙に配置されている。

美術館の内部はもちろんだけれど、外部空間もとにかく歩き回ることが楽しい。

 

世界一美しい美術館と言われる「ルイジアナ美術館」は、その全体像は全く掴めないけれど、建築と自然、アートが調和した本当に世界一美しい美術館だった。

建築とランドスケープ、自然、アートが程よい余白を持ちながら共存していて一つの施設とは思えない多様性があってすごくおもしろい。

この後アルネ・ヤコブセンの建築を観に行く予定があったので、3時間程度で切り上げたけれど、アートを自然体で鑑賞できる、ずっと居続けられるような美術館だった。

デンマークに来たら絶対に訪れるべき美術館だと思う。

Louisiana Museum of Modern Art – ルイジアナ近代美術館

開館時間:11:00~22:00(土・日曜日~18:00)
休館日:月曜日
入館料:DKK130
URL : https://www.louisiana.dk/
住所:Gl Strandvej 13, 3050 Humlebæk, Denmark

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