コペンハーゲン郊外のヨーン・ウツソンが手掛けた「バウスヴェア教会」が控え目に言ってもカッコ良すぎ!
スウェーデンのストックホルムから夜行列車でデンマーク入り、早朝のコペンハーゲンに到着。
予約していたホステルのチェックインは、15:00からなのでまだまだ時間がある。
ちょっと荷物多いけれど、ちょっと中心部から遠いスポットに言ってみることにした。
シドニーのオペラハウスで有名なヨーン・ウツソンが手掛けた「バウスヴェア教会」
はじめに訪れたのはコペンハーゲンの郊外にある「バウスヴェア教会」。
このバウスヴェア教会は、デンマーク出身であのオーストラリア・シドニーのオペラハウスのデザインで知られるヨーン・ウツソンが手掛けた教会。
外からみると矩形を組み合わせたすっきりとした建築に見えた。
せっかく来たのに開いてない…
どこから入るかもわからない、周りに人が誰もいない状態だったんだけど、急に現れたおばちゃんがここの管理人だったらしく、どうぞって言って鍵を開けて入れてくれた。
透明感のある回廊
中に入るとガラス張りの天井から入る自然光ですごく明るい回廊が会った。
そのトップライトで明るいだけでなく、白を基調とした明るく綺麗な空間は透明感がある。
晴れていたのでガラス天井から見る青空が綺麗。
連続する柱や梁でより奥行きを感じる。
パイプから電球を連続して出しているだけだけど、回廊沿いにある照明がめっちゃかっこいい。
雲のような浮遊感を感じる曲面が美しい礼拝室
礼拝室に足を踏み入れると視線が自然に上に向く。
雲がモチーフという天井は、不定形で連続する曲線が雲のような浮遊感を感じさせてくれる。
天井が低いところから高いところへとダイナミックに空間が変化する。
色合いが空間にマッチしている家具もミニマルながら機能的なデザイン。
多分礼拝堂を使うときには、メインで使われるエントランスは、ルーバー状の木の建具が優しい雰囲気を作っていた。
祭壇の向こうには、独特な間仕切りで教会らしからぬデザイン。
ハイサイドライトから取り込んだ自然光を雲のような曲面が反射して、礼拝堂に柔らかい光を落としてくれる。
祭壇の裏側の2階の部分に行くとこんな感じ。
それ以外の部屋も木で天井の曲面を作っていて、独特の雰囲気。
家具はアアルトがデザインした「artek(アルテック)」のものが使われててるし、柔らかい雰囲気の空間は北欧的なデザインに仕上がっていた。
シドニーのオペラハウスを手掛けたヨーン・ウツソンによる「バウスヴェア教会」は、礼拝堂のデザインが美しいし、回廊なども綺麗なインテリアデザインですごく良い建築だった。
ステンドグラスや宗教的な装飾など教会建築的な要素がすごく少ないけれども、モダンな造形で神聖な雰囲気が作られていたのもおもしろい。
あまり知らなかったけれど、ヨーン・ウツソンのデザインはやっぱり物凄いものがあるなぁと思ったので、シドニーのオペラハウスも改めて観たいなぁと思った。
Bagsværd Church – バウスヴェア教会
開館日:月〜木曜日
休館日:金〜日曜日
URL : https://www.bagsvaerdkirke.dk
住所:Taxvej 16, 2880 Bagsværd, Denmark
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