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ハドソンヤードに出現した建築ともランドスケープ、アート とも言える「ヴェッセル」

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途中「スターバックス・リザーブ・ロースタリー・ニューヨーク」や「チェルシー・マーケット」に寄りながら、廃線になった鉄道の高架線を再利用した「ハイライン」を歩いてハドソンヤードまで歩いてきた。

マンハッタンのハドソン川沿いに位置するハドソンヤードは、コーン・ペダーセン・フォックスがマスタープランを手掛けた再開発計画が進んでいるエリアだ。

ロサンゼルスの「ザ・ブロード」や「MoMA(ニューヨーク近代美術館)」の拡張計画も手掛けているディラー&スコフィディオによる「ザ・シェッド」も話題になっている施設の一つ。

ちょうどハイラインの終点だし、盛り上がっているし、ニューヨークでも話題のスポットができたので行ってみた。

 

建築ともランドスケープ、アート とも言える「ヴェッセル」

このハドソンヤードの真ん中に一際目立つ建築「ヴェッセル」は、イギリス出身のデザイナー、トーマス・ヘザーウィックによってデザインされた今ニューヨークでも一番ホットなスポット。

およそ8階建てで80mの高さを持つ「ヴェッセル」は、特に機能を持たない建築で強いて言うなら展望台かも。

ただ、外の景色を眺める展望台とは似ても似つかないランドスケープともアートとも、なんならアトラクションとも言える建築だ。

ハイライン歩いた後に行ってみたけど、その日は既に予約でいっぱいだったので、受付で次の日朝一の予約を入れた。

本当は事前にネットで予約を取っておいた方が無難。

 

不思議な風景の連続と驚きの空間体験

次の日予約していた10:00に訪れて入場。

1階の中央部から見上げると空とハドソンヤードの高層ビルが見える。

前日までずっと快晴だったのに曇ってきた…

ハドソンヤードの高層建築やハドソン川など景色がどんどん変わっていく。

天井部分に使われている銅板が周囲の風景を映し出す。

急な階段をひたすら登って上に行くんだけど、銅板にヴェッセルを昇る人たちが写り込んでいることもすごくおもしろい。

不思議な風景が連続する中で立ち止まって、ヴィッセルの内側を眺めると多数の人が動いているのがおもしろいし、自分もその風景の一つになっていることを認識する。

今まであまり体験したことのない驚きの空間体験が待っていた。

下を覗き込むと高いところが得意ではない自分としてはちょっと怖いけれど、ずっと続くこの風景のおもしろさを味わうことができる。

 

トーマス・ヘザーウィックが手掛けた「ヴェッセル」には、今まで体験したことのない不思議な風景の連続と驚きの空間体験があった。

ニューヨークの美術館巡り同様に「ヴェッセル」も一つのインスタレーションのアートととしてニューヨークで絶対訪れるべきスポットの一つだと思う。

Vessel – ヴェッセル

開館時間:10:00~21:00
入館料:無料(但し要予約)
URL : https://www.hudsonyardsnewyork.com/discover/vessel
住所:The Shops and Restaurants at Hudson Yards, New York, NY 10001 USA

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