ブラジル・サンパウロにある「イビラプエラ公園」のオスカー・ニーマイヤーによる建築。
パウリスタ通り近くのシュラスカリアで美味しいシュラスコを食べてお腹いっぱいに。
動くのが辛いけど、近くのスタバのWIfiを使ってUBERを呼んで次の目的地へ向かった。
パウリスタの憩いの場「イビラプエラ公園」
訪れた「イビラプエラ公園」は、大都会サンパウロのオアシス的な存在で、サンパウロ市民がランニングしていたり、サッカーしていたり、ただだべってたりとパウリスタ(サンパウロの人たちの意味)の憩いの場になっている。
公園の中には「ラテンアメリカ記念公園」同様にブラジルの巨匠的建築家オスカー・ニーマイヤーの建築が数多くあって、造園家のロベルト・ブーレ・マークスによってランドスケープがデザインされている。
サンパウロ・ビエンナーレの中心になる「パヴィリオン・ダ・ビエンナール」
サンパウロでは、2年に一度サンパウロ・ビエンナーレという現代美術の国際博覧会が開催されていて、その中心的な会場がオスカー・ニーマイヤーが設計したこの「パヴィリオン・ダ・ビエンナール」という施設。
Fundação Bienal de São Paulo
URL : http://www.bienal.org.br
住所:Av. Pedro Álvares Cabral, s/n – Vila Mariana, São Paulo – SP, 04094-000 Brasil
モダンアートを数多く所蔵する「サンパウロ近代美術館」
ブラジルのアーティストによるモダンアートやコンテンポラリーアートを展示、所蔵する「サンパウロ近代美術館」もオスカー・ニーマイヤーによる設計。
屋根のかかった遊歩道と一体になったような感じで見た感じは非常にシンプル。
中に入るとガラス張りになっているので公園と一体になったような感じで気持ちがいい。
訪れた日は土曜日だったので無料で作品を観ることができた。
このタイミングで展示してあったのは、主にブラジルを含めて南米で活動する作家によるコンテンポラリーアート。
Museu de Arte Moderna de São Paulo (MAM) – サンパウロ近代美術館
開館時間:10:00~18:00
休館日:月曜日
入館料:R$ 7(土曜日は無料)
URL : http://www.mam.org.br
住所:Ibirapuera Park – Av. Pedro Álvares Cabral, s/n° – Vila Mariana, São Paulo – SP, 04094-000 Brasil
回廊が公園内の建築をつなぐ
それぞれの建築をつないでいるのが、平面で見ると不定形な回廊。
回廊はブラジルの強い日差しを遮りつつ公園の中でアクセントになるようなスペースになっていた。
屋台が出ていたり、サッカーをする人がいたりとラフな使い方がいかにもブラジルらしいなぁと思った。
UFOみたいな造形の「ルーカス・ ノゲイラ・ガルセス州知事パビリオン」
UFOが降り立ったような造形の建築は「ルーカス・ ノゲイラ・ガルセス州知事パビリオン」という施設。
中に入ってもオスカー・ニーマイヤーらしいがらんどうの空間と近未来的な造形でおもしろい。
イベントなどが開催されていないとただのホールなので面白みはないけど…
Lucas Nogueira Garcez Pavillion – ルーカス・ ノゲイラ・ガルセス州知事パビリオン
URL : http://www.museudacidade.prefeitura.sp.gov.br/quem-somos/pavilhao-oca/
住所:Av. Pedro Álvares Cabral, S/n – Portão 2 – Vila Mariana, São Paulo – SP, 04094-050 Brasil
赤いアクセントと造形が綺麗な「イビラプエラ講堂」
ルーカス・ ノゲイラ・ガルセス州知事パビリオンともう一つ一際目を惹く建物が「イビラプエラ講堂」。
倒した三角形のようなヴォリュームに赤い雲のような造形の屋根が付いたユニークな建築。
中に入るとオスカー・ニーマイヤーらしい自由な曲線が現れる。
講堂なので何もイベントがないときはこのホワイエまでしか入れないけど、この空間はフォトジェニックでいい。
裏に回ると屋外用のステージがあって、多分ライブとかを公園内で開催するときはそのメインステージのようになるのかも。
Auditório Ibirapuera – イビラプエラ劇場
URL : http://www.auditorioibirapuera.com.br
住所:Av. Pedro Álvares Cabral – Vila Mariana, São Paulo – SP, 04094-050 Brasil
ブラジルの黒人の文化や歴史を伝える「アフロ・ブラジル博物館」
さらに公園を奥に進むと「アフロ・ブラジル博物館」というブラジルの黒人の文化や歴史を伝える博物館がある。
もちろんオスカー・ニーマイヤーによる設計の建築。
入場料は無料で気軽に入ることができる。
ブラジルのアートも展示されていた。
オスカー・ニーマイヤーの他にもリナ・ボ・バルディによるデザインの家具も展示。
中に入ってしまうと特に建築としておもしろみがあるわけではないけれど、V字の柱と大きなスロープはいい感じ。
こんなスロープの使い方は、平面的に広い空間だからできることあろう。
2階は、黒人や先住民の歴史的資料を数多く展示。
ただ暑いこともあってちょっと臭いのが気になる…
近くにある扇風機にあたりながら鑑賞。
全て可動間仕切りで展示空間を作っている感じだった。
Museum Afro Brazil – アフロブラジル博物館
開館時間:10:00~17:00
休館日:月曜日
URL : http://www.museuafrobrasil.org.br
住所:Portão 10, Av. Pedro Álvares Cabral, s/n – Vila Mariana, São Paulo – SP, 04094-050 Brasil
ファサードがおもしろい「ブラジル文化パビリオン」
ブリーズ・ソレイユのような日除けをファサードにあしらった建築は「ブラジル文化パビリオン」という施設。
どことなくル・コルビュジエの建築のような雰囲気もあるのは、やはりニーマイヤーが影響を受けているせいかも。
ここもイベントがないので閉まってた。
Pavilhão das Culturas Brasileiras – ブラジル文化パビリオン
URL : http://www.museudacidade.prefeitura.sp.gov.br
住所:Av. Pedro Álvares Cabral, s/n – Ibirapuera, São Paulo – SP, 04094-000 Brasil
ラテンアメリカで最初の「プラネタリウム」
ルーカス・ ノゲイラ・ガルセス州知事パビリオンと似た感じのUFOみたいな施設はプラネタリウム。
ブラジル含めてラテンアメリカで最初のプラネタリウムだったらしく、これはニーマイヤーの建築ではない。
Planetarium Ibirapuera Aristotle Orsini – プラネタリウム
開館時間:日曜日13:00~17:00
URL : http://www.prefeitura.sp.gov.br/cidade/secretarias/meio_ambiente/umapaz/planetario_ibirapuera/programacao/index.php?p=228020
住所:Av. Pedro Álvares Cabral, s/n – Portão 10 – Ibirapuera, São Paulo – SP, 04094-000 Brasil
宇宙のことを学ぶ施設「宇宙物理学スクール」
他にも公園内には色々な施設があっておもしろい。
イマイチわからないけれど、この「宇宙物理学スクール」というのは専門学校の施設の一つらしい。
訪れたときは自由に入れる物理に関するインスタレーションをやってた。
ESCOLA MUNICIPAL DE ASTROFÍSICA (EMA) – 宇宙物理学スクール
住所:Av. Pedro Álvares Cabral, s/n – Vila Mariana, São Paulo – SP, 04002-010 Brasil
ブラジルと南米のアートを楽しむ「サンパウロ現代美術館(MAC)」
イビラプエラ公園の敷地の外だけど、向かいにあるのはサンパウロ現代美術館という美術館でこれもオスカー・ニーマイヤーによる建築。
訪れたときは開館時間内だったハズだけど、閉まってたので改装中か何かだったかも。
眺めも良いらしいので入ってみたかったな。
Museum of Contemporary Art (MAC), University of São Paulo – サンパウロ現代美術館
開館時間:10:00~21:00
休館日:月曜日
URL : http://www.mac.usp.br
住所:Av. Pedro Álvares Cabral, 1301 – Vila Mariana, São Paulo – SP, 04094-050 Brasil
巨大なモニュメント「バンデイラス記念像」
イビラプエラ公園の北側の交差点には、「バンデイラス記念像」という巨大なモニュメントがある。
未開のジャングルを開拓してサンパウロの発展に貢献したバンデランテス奥地探検隊を讃える彫刻はすごい迫力。
オスカー・ニーマイヤーの建築が数多く集まる「イビラプエラ公園」では、ニーマイヤーらしい建築を多く体験できる公園だった。
ただ、建築だけでなくパウリスタの憩いの場であることや居心地の良さもあって、サンパウロに来たら訪れるべきスポットだと思う。
他にも撮影禁止だったけど日本庭園や日本館など日本とのつながりが強いサンパウロらしい場所もあってオススメだ。
Parque Ibirapuera – イビラプエラ公園
開館時間:5:00~24:00
URL : http://www.prefeitura.sp.gov.br/cidade/secretarias/meio_ambiente/parques/regiao_sul/index.php?p=14062
住所:Av. Pedro Álvares Cabral – Vila Mariana, São Paulo – SP, 04094-050 Brasil
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