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ガウディのライバルが作ったモデルニスモ建築の「カタルーニャ音楽堂」が美し過ぎる!

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今回のバルセロナ滞在3日目は、朝早く起きて旧市街・ゴシック地区に向かった。

バルセロナに残るモデルニスモ建築の一つ「カタルーニャ音楽堂」を訪れた。

ネットで予約した時間ちょうどに到着。

 

ガウディのライバル建築家リュイス・ドゥメナク・イ・ムンタネーの設計

カタルーニャ音楽堂は、アントニ・ガウディのライバルだったとも言われているリュイス・ドゥメナク・イ・ムンタネーによって設計された。

ムンタネーは同じくバルセロナにあるサン・パウ病院も設計し、1997年にカタルーニャ音楽堂とともに世界遺産に登録された。

ファサードからも分かる通りカタルーニャ音楽堂は、いくつか残っているモデルニスモ建築の中でも最高傑作と言われている。

メインのファサード以外はガラスでダブルスキンのようになっていて、元のファサードを保護していた。

 

美しい装飾の内部空間

メインファサードもすごいけれど、中に入るとさらに美しい空間が広がる。

ホワイエから有機的な装飾が続いている。

ここでチケットを見せて中に入る。

ウィーンなどにある劇場とも違うけれど、独特な装飾がおもしろい。

植物をメタファーにした装飾は、単純に煌びやかなだけでなく、繊細な色使いも綺麗。

楽団創設者であるルイスミレーの胸像がある休憩室。

ステンドグラスを施した建具やモデルニスモ建築らしい柱が凛とした空間を作り出す。

建具だけじゃなくシャンデリアも独特ですごいデザイン。

休憩室のテラスはカサ・ビンセスのようなタイル使い。

やはりイスラム教建築とデザイン的なつながりがあるように思える。

タイルだけじゃなく花など色々な彫刻が構造と有機的に融合していておもしろい。

ガウディにも近いものを感じる。

 

息を呑む美しさのコンサートホール

いよいよメインホールに入る。

1階(日本の2階に当たる)正面からステージ方向を見る。

メインホールは特に雰囲気が違っていて、背筋が伸びるような感覚を覚える。

この建築が現在でも劇場としてちゃんと使われているというのがすごい。

現在でもコンサートが定期的に開かれている。

天井部分のステンドグラスがすごく綺麗。

3階部分のホワイエへ。

ホワイエからまたメインのコンサートホールへ入る。

彫刻やタイル、ステンドグラスなど全然異なる要素が混じっていて豪華だけじゃなく見事な調和された空間に思う。

こうして見ると装飾も必要な場所に適切に配置されていて、同世代ということもあるがアールヌーヴォーとも近い建築に思える。

照明も自然や植物から発想を得たような感じ。

アーチ状の柱と梁から花が咲くように装飾が広がる。

平面は矩形の2,500席あるホールだが、曲線が多く使われていてそれ以上に広がりを感じる空間。

 

1階のカフェも気持ちいい空間

メインエントランスと反対側にはカフェが併設されていて、ここも気持ちがいい空間になっている。

コーヒーを注文して休憩。

世界遺産でもある建築の中でまったり休憩できる体験も貴重。

 

今回初めて訪れた「カタルーニャ音楽堂」は、装飾と空間が融合したすごい建築だった。

次回はコンサートで実際に使われている様子を見てみたいと思った。

Palau de la Música Catalana – カタルーニャ音楽堂

URL : http://www.palaumusica.cat
住所:C/ Palau de la Música, 4-6, 08003 Barcelona, Spain

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