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アルヴァロ・シザが手掛けた波が押し寄せ海岸と一体化したような「レサのスイミングプール」。

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「ポルト大学建築学部棟」を観た後は、約1時間バスに乗って郊外というか海岸線沿いに向かう。

午前中は曇っていたんだけど、バスの終点に着いた時には気持ちいい青空が広がっていた。

 

アルヴァロ・シザが手掛けた「レサのスイミングプール」

訪れたのはアルヴァロ・シザが「ボア・ノヴァ・レストラン」とともに初期に手掛けた「レサのスイミングプール」。

海岸線を歩いているとあるけど、サインもないし、遊歩道と同じレベルの高さのため気付かない人もいるだろう。

スロープからエントランスへ。

最初に言って置くと、Google Mapで見たらオープンになってたので海パンを持って行ったのに、まだシーズンではないらしく、一応中には入ることができたけどオープンしていなかった…

一度周囲の風景から隔離されるように壁で囲まれる空間から入る。

更衣室やトイレなどがこの場所にあるが、周囲から隔離されるように配置されている。

単純にプライベート性を確保するというよりも、大西洋から吹き付ける強い風を遮る効果があるのではないかと思う。

一度奥まで行くとV字に折り返す場所からプールの方にアクセスする。

閉じられた場所から一気に開放的な場所に変化する。

海の家的なカフェがある。

裏は更衣室になっていて、壁はコンクリートだが、屋根は全て木造。

 

大西洋の波が押し寄せ海岸と一体化したようなプール

オープンしていないのでプールに水がないから分かりにくいけど、海岸線と一体になった幾何学が非常に建築的で美しい。

プールに水が入っていないので分かりにくいが、自然の形と幾何学が対比的に描かれている。

岩場の向こうはすぐ海で、大きな波の音や強い風切音が聞こえ、自然の中にたまたまプールがあると言った感じ。

オープンはしていなくてもこの建築をわざわざ観に来る人がちらほら。

大西洋の荒波が押し寄せるワイルドなプールだ。

プールの敷地内にはプライベートビーチのような小さなビーチもある。

 

春先だったためか、プールとしての営業はまだしていないのが残念だったが、訪れて観てすごく良かった。

この「レサのスイミングプール」は、アルヴァロ・シザらしい純粋なモダニズムの造形と自然と一体になった幾何学の建築をダイレクトに感じることができる場所だった。

次回来ることがあれば是非とも夏のオープンしているときに来て、実際にプールに入って体験してみたいと思った。

Leça Swimming Pools – レサのスイミングプール

営業時間:9:00~19:00
電話:+351 22 995 2610
URL : http://www.cm-matosinhos.pt/
住所:Av. Liberdade, 4450-716 Leça da Palmeira, Portugal

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