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アントニ・ガウディが祭壇を手掛けたマヨルカ島・パルマのシンボル「パルマ大聖堂」を訪ねる。

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スペインにあるバレアレス諸島のマヨルカ島を訪れたのは、もちろん南の島々に行こうということで来たのだけど、観たい建築がいくつかあったから。

その一つが、パルマデマリョルカ大聖堂などとも言われる「パルマ大聖堂」は、1230年に建設が開始され、完成したのが1601年と非常に歴史の深い教会建築だ。

泊まっているホテルからバスで20分くらいでパルマ・デ・マヨルカの中心地へ。

 

パルマ・デ・マヨルカのシンボル「パルマ大聖堂」

パルマ・デ・マヨルカのシンボル「パルマ大聖堂」は、1851年の地震でファサードが大きく損傷し、その改修工事の際にアントニ・ガウディも招聘されていた。

ゴシック様式の大迫力のファサードが一際目立つ。

かつてはスペイン本土よりも人口密度が高かったマヨルカ島のシンボル的な教会だっただけあって、かなり大きい。

 

巨大で高い天井の空間がおもしろい

全長121mと巨大なパルマ大聖堂は、イタリア・ミラノのシンボル「ドゥオーモ」に匹敵する天井高で44mもある。

ゴシック様式の教会建築で、過剰な装飾がなく、すっきりとしたデザインだ。

また、使われいているステンドグラスの数も世界有数。

すらっと見える垂直性を強調した柱が連続している。

外観でも側面のファサードが連続性を認識させるようなリズムのあるデザインのため、より巨大さや高さを印象付けている。

中心だけでなく、回廊も天井が非常に高く、人間的なスケールではないため神々しく感じてしまう。

ローマ・カトリックの教会でもあるのでこういったフレスコ画で装飾されたスペースもある。

 

アントニ・ガウディが手掛けた祭壇

ここがアントニ・ガウディの手掛けた祭壇。

他にも聖歌隊席・壁画・説教台・天蓋などのデザインも行ったようだが、結局は手を引くことになり、ガウディのデザインでできあがったのは、この祭壇だけになった。

現代のピカソと言われるマヨルカ島出身の彫刻家ミケル・バルセロによる、少し雰囲気の異なる祭壇もある。

 

出口を出るとこんなイスラム的な中庭があって、涼しい風が吹いて気持ちいい空間になっていた。

 

この「パルマ大聖堂」、もちろんアントニ・ガウディのデザインを観たかったのだけど、教会自体がすごくいいファサードや内部空間を持っているので、非常におもしろかった。

教会建築としても、ヨーロッパにある名だたる教会に引けを取らない素晴らしい建築だった。

パルマ大聖堂 – Catedral de Mallorca

開館時間:10:00~17:15(閉館時間は季節によって異なるので要注意)土曜~14:15
入館料:7€
電話:+34 902 02 24 45
URL : http://www.catedraldemallorca.org
住所:Plaça de la Seu, s/n, 07001 Palma, Illes Balears, Spain

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