カンボジアの首都プノンペンのシンボルとも言われる「王宮」と「シルバーパゴダ 」がきれい。
リアルタイムはベトナム・ホーチミン。
プノンペンでヴァン・モリヴァンの建築を観て回っている中で、トゥクトゥクの運転手が「王宮(ロイヤルパレス)は絶対観た方がいい」と言われたので、チャトモック国際会議場を観た後に行ってみた。
王宮のすぐ近くにトゥクトゥクを止めて入り口に向かうと、タクシーやトゥクトゥクの客引きがウザいくらいいる。
全部無視して王宮の中へ。
王室行事が執り行われる「即位殿」
黄金色の大屋根とクメール様式の尖塔が特徴的な建物が多く建っている。
王宮そのものは中に入ることはできないが、いくつかの豪華絢爛な建築を見ることができる。
その中でもひときわ品のある建築が王室行事が執り行われる「即位殿」だ。
写真撮影はできないけれど、色々な宝石が施され煌びやかな内部空間は必見。
クメール様式の屋根は風格がある。
他にも「チャン・チャーヤ」の館などおもしろい建築がいっぱい。
こっちは「宝庫」。
王宮とシルバーパゴダの周りには回廊があって、壁画が描かれていてそれもまた美しい。
奥に見えるのはカンタ・ボーファ王女のストゥーパ(卒塔婆)で、多くの花が添えられている。
豪華絢爛な「シルバーパゴダ 」
カンボジアの首都プノンペンのシンボルとも言われる「シルバーパゴダ 」は、王宮とともにカンボジアの紙幣にも描かれている。
大理石の柱がクメール様式の屋根を支え、床は銀のタイルが敷き詰められている。
それが「シルバーパゴダ」の名前の由来でもあり、他にもエメラルド製の仏像や等身大の黄金のブッダ像、宝石を散りばめたシャンデリアが内部空間を彩っている。
また、内壁にはインドの神話「ラーマーヤナ」が描かれている。
アンコール・ワットの模型もあった。
思えば、回廊など外部空間との接し方、神話をもとにした壁画などがアンコール遺跡群とも通じるところがあるように感じた。
出口付近にはカンボジアの伝統的な王宮の生活スタイルが再現されている。
最初はそんなに訪れる気もなかった「王宮」と「シルバーパゴダ」だったが、トゥクトゥクの運転手の言う通り観ておいて良かった。
建築そのものの美しさもそうだけど、アンコール遺跡やヴァン・モリヴァンの建築とも通じるところがあって参考になったことも大きい。
Royal Palace – 王宮
開館時間:8:00~10:30/14:00~17:00
入館料:US$6.5
住所:Samdach Sothearos Blvd (3), Phnom Penh, Cambodia
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