【世界遺産】シェムリアップの「バイヨン」を中心とする城砦都市遺跡「アンコール・トム」。
アンコール・ワットからの日の出を観た後、午後にもう一度アンコール・ワットに戻る前に最初に行ったのが「アンコール・トム」だ。
城砦都市遺跡「アンコール・トム」も世界遺産に登録されている。
アンコール・ワットの方から神々と阿修羅の石像が並ぶ南大門を潜ると「アンコール・トム」に辿り着く。
宇宙の中心と言われる「バイヨン」
アンコール・トムはかなり壊れているが、それでも複雑で神秘的な雰囲気を身にまとっている。
アンコール・ワットと同じように池に反射しする姿が神々しい。
アンコール・トムは他の遺跡同様にシンメトリーな建築だ。
基本的に屋根がなく、日陰になる場所が少ないので午前中の観光がお勧めとのこと。
バイヨンは、古代インドの宇宙観をジャヤヴァルマン七世の解釈した世界が表現されていると言われる。
アンコール・ワットと同じく東洋的な建築形式であることがわかる。
クメール建築はほとんどが外部空間で、内部空間は回廊しかない。
その回廊は大きく破損しているところが多く、現在も修復中。
アンコール・ワットと同じく回廊には壁画が描かれ、東西南北で異なる彫刻がなされている。
第二回廊の周囲には4面に観世音菩薩像の顔が描かれた四面像があり、塔門を含めて54体もある。
回廊の中には仏像が祀られているが、建設された最後の期間にはヒンドゥー教の要素も入っている言われている。
隠し子という意味を持つ「バプーオン」
隣にある王宮の塔門にも続く像のテラスと参道でつながっているのが「バプーオン」。
バプーオンは、隠し子という意味を持っていて、200mも続く空中参道を渡って中に入る。
アンコール・ワット同様に急な階段を登ると密林に囲まれた絶景を眺めることができる。
3層のピラミット型の寺院でかつてはバイヨンよりも高かったと言われている。
王宮の城壁内の遺跡群
東西に約600m、南北に約300mの城壁に囲まれた中にはかつて王宮があったのだそうで、木造だった王宮自体はないもののいくつかの遺跡がある。
これはピミアナカスと言われる11世紀に建てられた寺院。
城壁自体も独特な雰囲気があっておもしろい。
城壁を北側に抜けるとプリア・パリライと言われる遺跡の上に樹木が生えた寺院がある。
実はアンコール・ワット以外はあんまり知らなかったのだけど、「アンコール・トム」も見所がいっぱいあっておもしろかった。
特にバイヨンは独特な神々しさがあり、興味深い。
事前に調べてなかったので後から思うともうちょっと注意して観たいところが多かったので、事前に調べて行くことをおすすめする。
Angkor Thom – アンコール・トム
URL : https://www.angkorthomcambodia.com
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