ル・コルビュジエの作品群として世界遺産にも登録されたアントワープの「ギエット邸」。
オランダ・ロッテルダムは5,6時間くらいの滞在で、夕方の高速バスでベルギーのアントワープに移動。
「世界一美しい駅」とも言われるアントワープ中央駅に到着。
4年前にもフランス・パリからオランダ・アムステルダムへ向かう途中に立ち寄ったのが懐かしい。
YUSTと言うアントワープらしいカッコいいホステルにチェックイン。
ル・コルビュジエの作品群として世界遺産にも登録された「ギエット邸」
アントワープに立ち寄った理由は、ル・コルビュジエが手掛けた「ギエット邸」を訪れるため。
中心部からは遠いけど、トラムだけでたどり着くことができた。
1927年に画家のルネ・ギエットの住宅兼アトリエとして建てられたギエット邸は、シュツットガルトにある住宅とともにコルビュジエのシトロアン型住宅と言われる車のように量産可能な住宅の一つでもある。
シトロアン型住宅はフランスの大衆車「シトロエン」の名称が由来だけど、コルビュジエが手掛けているので多分安くはない(笑)
ル・コルビュジエの作品群として東京・上野の国立西洋美術館などとともに世界遺産にも登録されていて、今回のギエット邸で17ある作品のうち16箇所目の訪問。
コルビュジエが提唱した「近代建築の五原則」の自由なファサードや屋上庭園、自由なプランの3つが実現されていて、「サヴォア邸」などの名作住宅につながっていったのだろう。
一時期は「アントワープの6人(アントワープ・シックス)」と呼ばれるファッションデザイナーの一人、アン・ドゥムルメステール(Ann Demeulemeester)がアトリエ兼住居として使っていたこともある。
現在は所有者が違うらしいが、普通に使われている住宅なので公開されている訳ではなく、内部は見学できないのが残念。
おおよそ図面とコルビュジエの他の住宅で想像できるので良いか(笑)
隣のモダンな住宅もガラスのカーテンウォールが使われていて、なかなかかっこ良さげ。
Maison Guiette / Le Corbusier – ル・コルビュジエ / ギエット邸
住所:Populierenlaan 32, 2020 Antwerpen, Belgien
アントワープにある「ギエット邸」は、外観しか観られなかったけど、ル・コルビュジエらしいモダニズムのお手本らしい住宅だった。
ギエット邸を訪れた後は、ちょっとアントワープの街を散策して、泊まっているホステルに戻って仕事を片付けた。
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