ヘルシンキにある岩山をくり抜いて作られた「テンペリアウキオ教会」が衝撃的過ぎる。
フィンランドの航空会社「フィンエアー」に乗ってヘルシンキに到着。
成田空港を9:50発の便で出発したのだけれど、最短距離で行くのでヘルシンキに13:50到着で約10時間で行くことができるので到着日も有効に使える。
予約していたホステルに荷物を置いてヘルシンキの街に繰り出した。
岩山をくり抜いて作られた「テンペリアウキオ教会」
最初に向かったのは、ヘルシンキ市内には岩山が点在しているけれど、その岩山をくり抜いて作られた「テンペリアウキオ教会」という教会。
ティモ・スオマライネンとトゥオモ・スオマライネンのスオマライネン兄弟によって設計され、1968年に完成した。
岩山と言っても普通の住宅街の中にある公園みたいな場所なので、上に登ることもできる。
自然な起伏の岩山の上には、教会の屋根部分にあたる球体の上部と積み上げられた石が見える。
デザインされたランドスケープのように思える。
エントランスから教会を見ても全体が岩山の中に埋まっているように見えるので、通常街の中でもシンボリックな建築のハズの教会建築には思えない。
コンサートホールとしても使われる「岩の教会」
「岩の教会」とも言われていて、中に入ると壁面が荒々しい岩肌そのもので、中にいるのに外と言うか山道を歩いているかのよう。
その岩肌に囲まれた中にモダンな人工物があるので、その対比が斬新。
聖堂内に進むと氷河期時代削られてできた模様がある岩肌に囲まれた円状の空間が姿を現す。
UFOのような円盤状の天井はスリット状に並べられた柱に支えられ、浮遊しているようだし、自然の岩肌とは対照的に近未来的。
内部にいるのに外部空間のような感じがしておもしろい。
2階へと登ってみる。
全体を見渡すと洞窟の中にパイプオルガンや祭壇を設置したかのような神秘的な雰囲気も感じられる。
不規則な自然の凸凹があるので実は音響効果にも優れているらしくときどきここでコンサートが開かれることもあるのだそう。
フィンランド・ヘルシンキから始まる今回の北欧の旅。
もちろんフィンランドにはアルヴァ・アアルトの建築やインテリア目当てで来たのだけれど、こんなダイナミックな空間を体験できて幸先の良いスタートだった。
最初に訪れた「岩の教会」とも言われる「テンペリアウキオ教会」は、写真で見たり友人に聞いたりしたよりも衝撃の空間が広がっていた。
Temppeliaukion kirkko – テンペリアウキオ教会
開館時間:10:00~17:00(火曜日12:00~・土曜日:10:00~11:45/13:45~17:00・日曜日:10:00~14:45/15:45~17:00)
入館料:€3
URL : https://www.helsinginseurakunnat.fi/artikkelit/helsinginkirkot
住所:Lutherinkatu 3, 00100 Helsinki, Finland
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