シカゴのダウンタウンは色々な建築家の作品がいっぱい!街全体が近・現代建築のギャラリーよう!
シカゴのダウンタウンはミース・ファン・デル・ローエの他にも近代、現代問わず色々な建築家の作品が数多く見られる。
泊まっていたホステルがダウンタウンの真ん中辺りにあったので、ダウンタウンの中はほぼ歩いて見て回ることができた。
ミースによる鉄とガラスのモダニズム建築群
シカゴはミースにとってバウハウスなき後、渡米後に建築の実験の場とも言える都市だった。
シカゴは、ミースの建築の先進性だけでなく、1871年に大火に見舞われて再開発が進んでいたこともあって、写真の「IBMオフィスビル」のようなミースによる鉄とガラスの高層建築が数多くある。
とうもろこしのような形状の「マリーナ・シティ」
「IBMオフィスビル」の隣にあるのがバートランド・ゴールドバーグという建築家によって設計された「マリーナ・シティ」というビル。
当時は世界一高いRC造の集合住宅として完成し、とうもろこしのような形状で「コーンコブ」という愛称で親しまれた。
フランク・O・ゲーリーによる「ジェイ・プリツカー・パビリオン」
シカゴの中心部にあるミレニアムパークには、フランク・O・ゲーリーによる「ジェイ・プリツカー・パビリオン」がある。
ゲーリーらしい鋼板を曲面に使ったダイナミックな造形で一目でゲーリーの建築とわかる。
市民の憩いの場担っているミレニアムパーク内には、パブリックアートもいっぱい。
その中でもシンボルだった「ザ・ビーン」と言われるただの豆の形をしたオブジェは、見る人やシカゴの摩天楼を反射して映る風景がおもしろい。
もう一つ人気のパブリックアートは「クラウン・ファウンテン」と言われるジャウメ・プレンサというスペインのアーティストによる作品。
Millennium Park – ミレニアム・パーク
URL : https://www.chicago.gov/city/en/depts/dca/supp_info/millennium_park.html
住所:201 E Randolph St, Chicago, IL 60602 USA
レンゾ・ピアノによる「シカゴ美術館・新館」
1866年からの歴史を誇り、ミレニアムパークの隣にあるシカゴ美術館に2009年にオープンしたのがレンゾ・ピアノによる「シカゴ美術館・新館」は、細い部材で構成されていて、独特の浮遊感と透明感がある。
いかにもレンゾ・ピアノによるデザインは繊細さを感じる。
The Art Institute of Chicago – シカゴ美術館
開館時間:10:30~17:00(木曜日~20:00)
URL : https://www.artic.edu
住所:111 S Michigan Ave, Chicago, IL 60603 USA
フランク・ロイド・ライトによるザ・ルッカリー・ビル内の「ライトコート」
シカゴのダウンタウンにあるザ・ルッカリー・ビルのロビーは、ミースと並ぶ近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライトが手掛け、「ライトコート」と呼ばれている。
軽やかなトップライトや照明計画と大理石の使い方ですごく綺麗な空間になっている。
Rookery Building – ルーカリー・ビル
開館時間:6:00~18:00
休館日:日曜日
URL : https://www.therookerybuilding.com
住所:209 S LaSalle St, Chicago, IL 60604 USA
シカゴはミース・ファン・デル・ローエやフランク・ロイド・ライトの近代建築だけでなく、フランク・O・ゲーリーやレンゾ・ピアノなどの現代建築もいっぱいあって都市自体がギャラリーのようだ。
ここに挙げた以外にもシカゴの高層ビルなどは様式の違いなどがわかる建築が数多くあってそれも楽しめると思う。
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