ロンドンのテムズ川に掛かるノーマン・フォスター設計の「ミレニアム・ブリッジ」を渡る。
今回は成田からロシア経由でイギリス・ロンドンへ。
ロシアのモスクワ経由なので、アエロフロート・ロシアで北回りのコースで向かう。
イギリスは初めてだし、ヨーロッパ行くのにいつも羽田からなので成田からも初めて、カタール航空じゃない航空会社で行くのも初めて。
ロンドンまではトランジット含めて17時間で着くのがロシア経由のいいところ。
夜にロンドン・ヒースロー国際空港に到着。
次の日から街を散策し始めた。
オイスターカードと言うロンドンのチャージ式の地下鉄のカードを買ってメトロで移動。
まずは「テートモダン」に向かう。
1981年にチャールズ王太子及びダイアナ元妃の結婚式が行われたことで有名な「セント・ポール大聖堂」をスルー。
テムズ川の方に歩き続ける。
ノーマン・フォスター設計の「ミレニアム・ブリッジ」
テムズ川へ向かうとあるのが、イギリスの2000年記念事業・ミレニアムプロジェクトの一つとして作られた歩道橋「ミレニアム・ブリッジ」だ。
香港のHSBCビルや御茶ノ水にあるセンチュリータワー、ロンドン・シティ・ホールなどで知られるイギリスの建築家、ノーマン・フォスターと彫刻家のアントニー・カーロがコンペによって選ばれ、設計者となった。
また、構造設計は建築構造のエンジニアリングチームとして有名なアラップが担当。
V字型の柱と翼を広げるようなケーブルで橋を釣っていて、縦方向への見えがかりの面積を少なくして景観への影響を少なくして、非常に軽快なデザインが特徴的だ。
このミレニアム・ブリッジ、2000年6月10日に開通したのだが、その2日後に一時閉鎖になっている。
理由は想定を大きく上回る横揺れが発生したことによる対策調査と補強工事のためだ。
人は人混みの中で他人との衝突を避けるため無意識に他人の歩調に合わせる傾向があり、これにより周期的な荷重のかかり方をしてしまい、橋の固有振動周期とも近いため共振を起こし、さらに歩行者が揺れに対応しようと橋の振動に合わせて歩くようになってしまっていたからなのだとか。
テムズ川からシティ方面を見ると、「ザ・シャード」と言うレンゾ・ピアノ設計の高層ビルが見える。
南側には「テートモダン」。
ちょうどこのあたりは左右のワイヤーが翼のように見える。
振り向くとさっきの「セント・ポール大聖堂」。
下から見ると「ミレニアム・ブリッジ」のなかなかかっこいいデザインが良くわかる。
「セント・ポール大聖堂」と「テートモダン」を繋いでいる「ミレニアム・ブリッジ」は、2つを効率よく回って観光するのにも便利。
せっかくだからちょっと時間をかけてゆっくり渡ってそのデザインを楽しんで欲しい。
もちろんもう大きく揺れることはないので安心して(笑)
Millennium Bridge – ミレニアム・ブリッジ
住所:Thames Embankment, London SE1 9JE UK
コメントを残す