青木淳氏設計の青森県立美術館で奈良美智の「あおもり犬」とシャガールの「アレコ」の背景画を体験。
八戸三社大祭の後夜祭を観て、八戸の夜の街で美味しい食べ物と酒を楽しんだ次の日は、青森「ねぶた祭り」に参加するために早起きして青森市に向かった。
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今回は温泉には寄らなかったけど、東京からの友人を連れているので奥入瀬渓流や十和田湖、酸ヶ湯を経由するルートを通った。
火口後に地下から湧き出る温泉が溜まった「地獄沼」の風景も満足してもらえたみたいだ。
去年はこの後、「国際芸術センター」に行ったんだけど、ねぶた祭りが始まるまでの時間を使って、今回は久しぶりに「青森県立美術館」に行くことにした。
青木淳氏設計の青森県立美術館
何度も訪れているけど、青森県立美術館はお気に入りの美術館の一つ。
三内丸山遺跡の隣に位置していて、設計者である青木淳氏の意図として、遺跡に見立てたトレンチと上からホワイトキューブを噛み合わせた構成で、偶発的に表れる空間を作り出している。
煉瓦を使って、目地を白く塗り潰した外壁は周囲の緑に対して際立っていて、冬は雪が積もった風景に同化して、とても綺麗に見える。
緩やかなカーブを描くエントランスが訪れる人を誘い込む。
外壁に並ぶ木の形をした照明は、暗くなると青く光り、青く光る森になって「青森」を表す。
まぁ、ダジャレですね(笑)
シャガールの「アレコ」の背景画
青森県立美術館の中心には、アレコホールと呼ばれる空間に、マルク・シャガールのバレエ「アレコ」の約9m×15mの巨大な背景画が展示されている。
迫力あるシャガールの作品はもちろんだが、青森県立美術館の建築としてのおもしろさを体験できる。
3点ある背景画はどれも迫力がある。
奈良美智の「あおもり犬」
青森県立美術館には、青森県出身のアーティスト・奈良美智氏による作品も多数展示されていて、特に「あおもり犬」はこの美術館のシンボル的な作品になっている。
可愛らしい姿をしているこの「あおもり犬」は、高さ8.5mとかなり大きな彫刻作品で、正面を美術館の内部から観られるし、外に回ってこの展示空間に入って、間近で鑑賞することもできる。
冬になると雪が積もり、また違った表情になるからおもしろい。
久しぶりに訪れた「青森県立美術館」だったけど、やはり何度訪れてもおもしろい美術館だった。
時間があったら外部の展示空間も含めてもっとゆっくり観て回りたいと思う。
十和田市現代美術館と一緒に、アートで盛り上がりを見せる青森県の中心的な美術館だから是非とも訪れて欲しいスポットだ。
青森県立美術館
開館時間:9:00~18:00(10月~5月は9:30~17:00)
休館日:第2, 第4月曜日(祝日の場合は、その翌日)
電話:017-783-3000
URL : http://www.aomori-museum.jp/ja/
住所:〒038-0021 青森県青森市安田近野185
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