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バルセロナにある海の中をイメージして作られたアントニ・ガウディの「カサ・ミラ」を再訪。

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カサ・バトリョ」を観た後は、そのままグラシア通りを歩いてアントニ・ガウディの作品群の一つ「カサ・ミラ」を訪れた。

「カサ・ミラ」もサグラダ・ファミリアやグエル公園、カサ・バトリョと同様に1984年に世界遺産に登録された。

前回の記事はこちら

アントニ・ガウディの作品群。地中海をイメージした直線がない有機的なデザイン「カサ・ミラ」を訪ねる。

 

海の中にいるような有機的な波打つファサード

カサ・ミラは、実業家のペレ・ミラとその妻ルゼー・セギモンの邸宅であり集合住宅でガウディが54歳の時に設計した建築。

海の中にいるような有機的な波打つファサードを持ち、現在でこそ彫刻作品とも言えるほどの建築として認知されているが、建設当時は「石切場(ラ・ペドレラ)」と揶揄されていた。

カサ・ミラも予約して行ったので並ばずに入館。

中央の吹き抜けを見上げる。

エレベーターで最上階へ昇る。

カサ・バトリョ」でも見られた天井を支えるアーチが続く空間は、展示室として使われている。

雰囲気としては「コロニア・グエル教会」とも共通している。

 

山のような地形と彫刻のようなオブジェが連なる屋上

屋上に上がると山の峰のように高低差があり、波打つ立体的な屋上はとてもおもしろい。

煙突などが彫刻のようなオブジェとして連なっていて、カサ・バトリョ以上にダイナミックな屋上空間になっている。

また、不定形な形の吹き抜けは、各階の各部屋に自然光を取り入れられるように工夫されている。

大きさや形状も様々なオブジェは、そのまま仕上げているものや破砕タイルで覆われたものなど多種多様で色々な表情がある。

サグラダ・ファミリアを望むアーチがあって撮影ポイントとして人気。

 

居住スペースを展示

一部だが、当時のインテリアをそのまま再現した展示スペースもある。

小物や雑貨まで再現されていて、実際の使われ方をイメージしやすい。

カサ・バトリョほど豪勢な感じではなく、身の丈にあった品性がある。

リビングやダイニング、寝室以外にもバスルームやトイレなど色々な部屋を観ることができる。

Casa Milà – カサ・ミラ

開館時間:9:00~20:30/21:00~23:00
入館料:€22
電話:+34 902 20 21 38
URL : http://www.lapedrera.com
住所:Provença, 261-265, 08008 Barcelona, Spain

 

斜め向かいには伊東豊雄氏設計のホテル

カサ・ミラの斜め向かいには伊東豊雄氏設計の「スイーツアベニューホテル」があり、カサ・ミラの屋上からも観ることができる。

ファサードがカサ・ミラの外観のオマージュのように、波打つパネルで覆われているのがおもしろい。

 

久しぶりに訪れた「カサ・ミラ」では、前よりも屋上をじっくり観察して来た。

単純に装飾というわけではなく、立体的な移動で風景が変わって行く様などのランドスケープ的なおもしろさや、採光などの機能性を持って居住階との関係がわかってより興味深く感じた。

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