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ア・コルーニャにある磯崎新氏設計の「ドムス (Domus) ア・コルーニャ人間科学館」を訪ねる。

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バレアレス諸島のマヨルカ島に滞在した後は、本来ならばバレンシアに向かう予定だった。

で、明日からアルジェリアに行く予定だったのだけど、ビザ取得のハードルが高すぎて、結局ビザを取れず、急遽予定を変更。

向かったのは、スペイン北西部ガリシア地方の都市ア・コルーニャ。

空港からホテルへ、そしてホテルチェックインしてすぐ出かけた。

 

磯崎新氏設計の「ドムス (Domus) ア・コルーニャ人間科学館」

向かったのは、海岸線沿いにある「ア・コルーニャ人間科学館」、通称「ドムス (Domus) 」。

磯崎新氏の設計で、1995年に完成、オープンした建築だ。

極東の建築家がユーラシア大陸の反対側に作った建築というのは、なかなか興味をそそられるので、ずっと訪れてみたかった。

海岸線に対して帆を張るように表面がこの地方で採掘されるスレートで覆われ、PC板で作られたファサードが特徴的だ。

本来のエントランスは、海岸と反対の街側にあって、海側からはピロティをくぐってアクセスする。

チケットを購入して、中に入る。

このドムス (Domus)は、スペインで最初のインタラクティブな展示をする博物館としてオープンしたのだそうだ。

 

大きなワンルームの展示空間

展示スペースは、天井が高く、ファサードの局面がそのまま表現された空間になっている。

カーブを描きながら奥へ奥へと誘導する。

トップライトからの光が局面で拡散し、圧迫感のない適度な明るさの空間にしている。

大きなワンルームの空間でも、明るさも場所によって異なり、色々な雰囲気の場所を作り出している。

PC板の反対側は、凸凹した空間の作り方で、それぞれ展示スペースになっている。

 

海を見渡す休憩スペース

展示スペースの下の階は、ガラス張りで海岸線を見渡す心地がいい休憩スペースになっていた。

奥にあるレストランやカフェはこの日はお休みなのか閉まっていた。

 

「ドムス (Domus) ア・コルーニャ人間科学館」は、訪れてみるとファサードがとてもきれいで内部との関係が明快でおもしろい建築だと思った。

また、磯崎新氏の建築としては「北九州市立中央図書館」と近い印象で、局面の連続性が建築全体をコントロールしている感じだった。

Domus –  ア・コルーニャ人間科学館

開館時間:10:00~19:00
電話:+34 981 18 98 40
URL : http://www.coruna.es/mc2/es
住所:Rúa Ángel Rebollo, 91, 15002 A Coruña, Spain

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