サンディエゴにあるSF映画に出てきそうな外観を持つ「UCSDゲイゼル図書館」に度肝を抜かす。
ルイス・カーンによる「ソーク研究所」に向かう途中、全米の州立大学で第7位にランク付けさ、数多くのノーベル賞受賞者を排出しているカリフォルニア大学サンディエゴ校のキャンパスの中を通って行った。
そのキャンパス自体も伸び伸びとしたいい感じの空間なんだけど、その中でも奇抜な外観の建築が目に入った。
SF映画に出てきそうな「UCSDゲイゼル図書館」
街路樹の並んだ長い道を進んでいくとあるのが、SF映画に出てきそうな外観がユニークな「UCSDゲイゼル図書館」だ。
元々はサンフランシスコにあるトランスアメリカ・ピラミッドなどを設計した建築家ウィリアム・ペレイラが設計し、1970年に建てられた。
その後1993年には、グンナー・バーカーツの設計によって地下部分が増築された。
増築の際、ウィリアム・ペレイラの建築には絶対に影響を与えてはならないと強い要望があったそうだ。
要塞のような迫力ある建築
キャンパス内に10館あるうちの一つの図書館で雑誌やInstagramで写真は観たことあったのだけど、訪れて実際に観てみるとすごい迫力!
地上から6mも持ち上がったピロティとそこから上に行くほど広がる逆ピラミッド状のヴォリュームが要塞みたい。
リズミカルに折れ曲がるガラスのファサードもおもしろい。
建築というよりも土木的な建造物にも見えるし、そもそも図書館に見えないくらい奇抜。
斜めに走るビームがダイナミック。
ピロティの下の部分は、空虚でどこか奇妙なスペースになっている。
自然光が入って明るい館内は今でも学生がいっぱいで、しっかり使われているようだった。
残念ながら基本的には撮影禁止なのでエントランス部分しか写真がない。
それとテラスの向こうには家が建物から飛び出た奇妙な光景が…
UCSDゲイゼル図書館も奇妙だけど、これもシュール。
「UCSDゲイゼル図書館」はフォトジェニックですごい形をしているが、訪れてみるとそれ以上の迫力に度肝を抜かされた。
ルイス・カーンの「ソーク研究所」を訪れたら、このUCSDゲイゼル図書館も是非訪れるべき建築だと思う。
Geisel Library – UCSDゲイゼル図書館
開館時間:7:30~24:00(金土~18:00/土日10:00~)
電話:+1 858-534-3336
URL : http://libraries.ucsd.edu
住所:9500 Gilman Dr, La Jolla, CA 92093, USA(カリフォルニア大学サンディエゴ校内)
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