ゴールデンゲートパークにあるヘルツォーク&ド・ムーロンの「デ・ヤング美術館」を訪問。
サンフランシスコ滞在3日目。
ダウンタウン周辺の建築を見た翌日、今度はゴールデンゲートパークに向かった。
バスを乗り継いで行こうと思ったんだけど、乗り継ぎのバス停でバスが全然来なかったのでUBERで向かう。
ここにはヘルツォーク&ド・ムーロン設計の「デ・ヤング美術館」がある。
「デ・ヤング美術館」は、アメリカ国内のアートやネイティヴ・アメリカン、オセアニアなど幅広い地域のファッションやテキスタイル、民芸品や美術品を所蔵、展示している。
銅板で覆われたダイナミックなファサード
デ・ヤング美術館は、全体を銅板で覆われたユニークなファサードを持っている。
全体は平面的に広がっていて、奥にはタワーがねじれるように伸びている。
銅板に覆われたファサードは、ずっと前からここに存在していたかのような感覚を与え、時間の経過を感じさせてくれる。
銅板が屋根になって、ミュージアムカフェのテラス席などがあり広い外部空間になっている場所もある。
エントランスは一度ピロティをくぐり、屋外展示空間を抜けて入る。
縦に、横に緩やかにつながる空間
中に入ると平面的に長い空間が複数配置されていて、空間どうしがつながりがあり流動的なスペースになっていた。
エントランスホールから続く広い吹き抜けのホールは各所に開口部があり明るい。
中庭は空間を分割しつつ抜けのあるスペースや採光の役割を作り出す。
地下にもつながっていて、ミュージアムショップなどがある。
外から見たときに最も目立つタワーに登る。
サンフランシスコ市内やゴールデンゲートパークが一望でき、とても気持ちがいい。
平面的に続くデ・ヤング美術館を上から見ることもでき、この美術館の全体像を認識できる。
大小様々な展示室がゆるやかにつながっている。
ところどころに開口部があり、そこから自然光を採り入れている。
床や壁材、明るさなど色々な展示室が用意され、それに合わせて様々な展示がしてある。
デ・ヤング美術館の先端まで行くと大きな屋根の空間を見下ろす空間に出る。
ヘルツォーク&ド・ムーロンによる「デ・ヤング美術館」は、そのユニークな外観はもちろん、空間同士のつながりがすごくおもしろかった。
特に一つの美術館の中に多種多様な展示物があって、それ自体もおもしろいし、それをまとめる建築としての役割を十分に果たしていると感じた。
de Young Museum – デ・ヤング美術館
開館時間:9:30~17:15
休館日:月曜日
入場料:15$
電話:+1 415-750-3600
URL : http://deyoung.famsf.org
住所:50 Hagiwara Tea Garden Dr, San Francisco, CA 94118, USA
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