槇文彦氏による日本的な建築「ヤーバブエナガーデン視覚芸術センター(YBCA)」を訪問。
サンフランシスコ近代美術館・通称「SFMoMA」を観た後は、隣接するヤーバ・ブエナ・ガーデンズにある槇文彦氏の設計の建築を訪ねた。
SFMoMAから歩いても2,3分、訪れたのは「ヤーバブエナガーデン視覚芸術センター」通称「YBCA」。
公園に溶け込むモダンな建築
ダウンタウンの高層ビル群に囲まれたヤーバ・ブエナ・ガーデンズは、ランドスケープがしっかりとデザインされた都会の公園。
その中にある低層の建築がヤーバブエナガーデン視覚芸術センター。
並木道とも同じくらいの高さのヴォリュームで公園に溶け込むモダンな建築だ。
アメリカっぽくないシンプルでモダンな外観は、日本的でもありいかにも槇文彦氏の建築だ。
公園にいるように明るい内部空間
中に入るとエントランスホールは、外部空間と一体になるような大きな開口部のため非常に明るい。
この日は無料で中に入れる日だった。ラッキー!
エントランスホールと一体になっている階段上部のスペースは、ホール以外にも色々な空間とつながっている。
吹抜の大きな展示室はこの日は何もなく、その代わり空間だけを観ることができた。
奥の中庭に面したガラスブロックとも続く開口部は、どこか日本の障子のようで庭も箱庭のように感じる。
吹抜け上部。
ここからも2階に昇ることができる。
表側の吹き抜けと裏側の展示室の吹き抜けがこの通路でつながる。
ギャラリーという公共空間でありながら、住宅のようなスケール感もありどこか安心できる。
訪れた日に開催していた展示はこれだけだった。
サンフランシスコの都市を観察し、アイディアを提案するプロジェクトのようで奇抜。
この施設内でアーティストインレジデンスのような活動もされているようで、ミーティングルームではワークショップのようなものが開かれていた。
このオフィスでも色々な人が働いていた。
ヤーバブエナガーデン視覚芸術センター、通称「YBCA」は槇文彦氏らしいシンプルなモダニズム建築であり、とても日本的なデザインだ。
特に周囲の有名な現代建築と比べると、周辺環境に馴染む落ち着いた雰囲気があり、そこがかっこいいと思う。
Yerba Buena Center for the Arts (YBCA) – ヤーバブエナガーデン視覚芸術センター
開館時間:11:00~18:00(木曜~20:00)
休館日:+1 415-978-2787
URL : http://www.ybca.org
住所:701 Mission St, San Francisco, CA 94103, USA
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