隈研吾の建築が完成した「ポートランド日本庭園」がアメリカなのに日本より日本らしかった!
リアルタイムはサンフランシスコからアリゾナ州のフェニックスに移動中だけど、まだポートランドの記事が続きます(笑)
全米に300以上ある日本庭園の中でも、最も美しいと言われるているのがポートランドの日本庭園。
つい1ヶ月前のニュースで知ったのだけど、その「ポートランド日本庭園」が隈研吾氏が担当する新しい建築のオープンによって生まれ変わった。
偶然だけど、ベストタイミング!
日本の林の中を歩いているかのようなアプローチ
チケット売り場から隈研吾氏のデザインでアメリカと言うことを忘れそう。
入り口がまさに日本。
行ったことないけど、熊野古道ってこんな感じなのかなっていう林を抜けていく。
坂を登りながら日本的な自然を楽しめる。
日本的なミニマルさを持った隈研吾デザインのカルチュラル・ビレッジ
坂を登りきったところに隈研吾氏設計のカルチュラル・ビレッジがある。
寄棟の屋根が日本的なミニマルさを表現、日本の伝統的な家屋が連想される。
ギャラリーやレクチャーホール、図書館などの機能を持つ。
日本的な深く伸びた軒の下とか一休みするにはいい空間。
実は雨水を吸収するように緑化された屋根を設置など環境にも考慮して作られている。
不規則なリズム感のルーバーがおもしろい内部空間は、歩き回るのが楽しくなる。
ミニマルなデザインで外部とのつながりも感じられる。
繊細な印象だが、吹き抜けを介してつながる空間はダイナミック。
ギャラリースペースでは生け花の展示が行われていた。
カルチュラル・ビレッジの中には「うまみカフェ」という名前のいかにも日本的なカフェがある。
屋根が日本的でガラス張りでミニマルなデザインは、日本的なグラスハウス(フィリップ・ジョンソン)と言ったことろかな。
光天井が印象的。
ガラス越しに登ってきた林を眺めることができる。
中が観たいがために抹茶と和菓子を注文。
意外に美味しい。
日本より日本を感じる日本庭園
奥に進むと日本の伝統的な家屋があり、平庭や枯山水、坪庭を鑑賞できる。
日本より日本を感じる場所で、京都にでも来たかのようだ。
来訪者はみんな縁側に座ってゆっくりと美しい庭園を眺めていた。
猛烈に京都行きたくなった。
今や世界的な存在の盆栽も展示。
多くのアメリカ人が興味深そうに眺めていた。
「ポートランド日本庭園」は、日本よりも日本を感じる京都や奈良にでも来たかのような場所だった。
隈研吾氏の日本的でありながらモダンなデザインのカルチュラル・ビレッジもこの場所に馴染んでいた。
場所はダウンタウンからバスで10分くらいと近いので行ってみるといいと思う。
坂道がちょっとキツいけど。
Portland Japanese Garden – ポートランド日本庭園
開園時間:10:00~16:00(月曜12:00~)
電話:+1 503-223-1321
URL : https://japanesegarden.org
住所:611 SW Kingston Ave, Portland, OR 97205, USA
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