愛知県犬山市にある明治時代の建築を保存、展示する屋外博物館「明治村」が思いの外楽しかった!
近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライドの作品である帝国ホテルを観るために来た明治村。
名古屋駅から犬山市の犬山駅へ、そこからさらにバスで20分とかなり遠く、さらに目的の帝国ホテルは一番奥にあるためかなり歩いた。
帝国ホテルを観た後にせっかくなので明治村の建物を観て回ることにした。
東京ドーム23個分の広さ
明治村は谷口吉生の父である谷口吉郎が当時の名鉄の社長土川元夫とともに構想し、1965年にオープンにした。
村内は非常に広く、東京ドーム23個分の広さで数多くの貴重な建物があり数々の映画やドラマ、CMのロケ地になっている。
村内のスタッフは明治時代の格好で歩いていて雰囲気を壊さない。
木の柱が大迫力の聖ザビエル天主堂
帝国ホテルの近くで一際目立つ建物が聖ザビエル天主堂というカトリックの教会で、かつて聖フランシスコ・ザビエルを記念して京都に建てられた。
ヨーロッパの教会と同じような空間構成でありながら、構造が木造で太い木の柱が独特の空間に昇華させている。
なかなか味わえないこの空間はすごく新鮮だ。
重要文化財など明治時代の建築物がいっぱい
明治時代に建てられた銭湯・半田東湯とその隣にあるのは、重要文化財である芝居小屋・呉服座。
大阪府池田市にあったこの芝居小屋は大衆の遊び場、社交場であり当時のメディアの役割を果たしていたそうだ。
手前の小泉八雲避暑の家はお土産屋さんになっていて、奥は本郷喜之床という理髪店でかつて石川啄木も住んでいたことがあるという。
これは重要文化財である宇治山田郵便局舎は和洋折衷の明治の雰囲気がある。
東京都港区にあった北里研究所本館・医学館も西洋の意匠ながら木造なため明治の雰囲気がある。
一際品のある建物は三重県庁舎でこれも重要文化財に指定されている。
文明開化を表すような工場
鉄道寮新橋工場の建物には重要文化財である明治時代の機械があり、文明開化させたような明治の雰囲気が漂う。
入鹿池を高台から望む景色が綺麗
明治村と隣り合うように入鹿池という湖のように大きい池があり、心地よい。
湖畔にあるシアトル日系福音教会の建物で異国情緒があって景色がより綺麗に見える。
昔の路面電車やSL(蒸気機関車)が走る
明治村にはかつて京都にあった市電やSL(蒸気機関車)が走っていて、広い村内の移動が楽になると同時に雰囲気も良くて子供は絶対楽しいと思う。
イベントなど楽しめる工夫がいっぱい
村内では色々なイベントが開かれていてお客さんを飽きさせない工夫が様々だ。
明治時代の衣装を着て歩いたり、撮影したりと明治の雰囲気を楽しめる。
博物館でありながら堅苦しくなく、山や池など自然とも距離が近く環境も良いテーマパークのようで家族で1日楽しめる。
車がないと訪れるのはなかなか難しく遠いが、目的の帝国ホテル以外も思いの外楽しかった。
博物館明治村
開館時間 : 9:30~17:00
電話 : 0568-67-0314
URL : http://www.meijimura.com
住所 : 愛知県犬山市字内山1番地
コメントを残す