フランス・マルセイユは旧港の雰囲気が良くて、再開発も進む!居心地が良い港町だった!
TGVで20:30にリヨンを出てだいたい23:00くらいに南仏の港町「マルセイユ」に到着。
夜遅くに治安が悪いと言われている南仏の街に着くのは結構怖いもので、駅を出てメトロに乗るところからホントどきどきだった。
ちょっと迷ったけど無事に予約していたユースホステルに辿り着いた。
その日は寝て、次の日から「マルセイユ」の街を歩いた。
旧港の風景が美しい
丁度天気も良くて地中海性気候ということもあり暖かく、パリやリヨンではコートが必要だったのだけど、この街ではお昼は半袖でも大丈夫なくらい。
観覧車もある旧港には船がいっぱい。
多くの人で賑わう旧港の広場にある大きな屋根はノーマン・フォスターの設計。
午前中に行くとここで地元の人達が魚介類を売っていて、小さいマルシェが開かれていた。
小さいマルシェだけど地元の人達の笑顔が絶えず、活気がある。
買うとその場で捌いてくれる。
大体一家で出店しているお店が多いみたい。
この旧港にいるとCOCCOの「強く儚い者たち」の中の「港」はこういうイメージなんじゃないかなと思ってしまった。
何となく懐かしくなってApple Musicで探して聞いていた。
そのくらいイマジネーションを掻き立てられる美しさと雰囲気があった。
海も澄んでいて綺麗で南仏に来た実感が沸く。
旧港沿いにはオープンテラスのレストランがいっぱいで賑わう。
現代的な建築が建つ再開発地域
港の湾になっているところを抜けて新しく再開発されている地域に来てみた。
マルセイユに2013年にオープンしたばかり博物館「ヨーロッパ地中海文明博物館」通称「MuCEM」はサン・ジャン要塞から一本の橋で繋がっていて、海上に浮かぶように建つ。
コンクリートでできた透かし模様のカーテンウォールがファサードを覆う新しいシンボルになっている。
この日はたまたま無料開放日だったのでラッキー!
透かし模様のファサード沿いにスロープが回っていて、ここから海を感じながら歩くと気持ちいい。
まるで海の中から海面を見ているような陰影ができる。
透かし模様のコンクリートは屋上まで施されていて南仏の強い日差しを柔らかくする。
屋上からサン・ジャン要塞へは空中通路で結ばれている。
MuCEM
ヨーロッパ地中海文明博物館
営業時間 : 11:00~18:00
休館日 : 火曜日
URL : http://mucem.org
住所 : 7 Prom. Robert Laffont, 13002 Marseille, France
たまたまあまり展示とかはされていなかったようだが、この大きなキャンチレバー(片持ち構造)の建築も博物館。
岸壁と境がないから海に浮かんでいるよう。
エントランスホール。
これは隈研吾氏設計の建築だが、この日は閉まっていた。
海岸沿いのショッピングセンターは既存の建物をリノベーションしていて、古いものとモダンなデザインが共存すしている。
特に海をイメージしたかのようなこのホールが綺麗だった。
しばしば南仏マルセイユは治安がすごく悪いと聞いていたけれど、旧港のあたりは全然そんなこともなく安心して過ごせた。
観光で訪れる場所はそれどほ多い都市ではないが、気候も雰囲気もいい感じだし、大好きな街バルセロナにも通じるところがある気がして気に入った。
多分何もせず1週間くらい過ごすのもいいかなと思わせる魅力があってオススメできる場所だった。
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