フランス・パリの新名所!フランク・O・ゲーリー設計の「ルイ・ヴィトン財団美術館」が良かった!
昨日はパリに着いて、ルーブル美術館のあたりを散策して宿にチェックイン。
今日は朝から早起きしてパリに新しくできた名所、フランク・O・ゲーリー設計の「ルイ・ヴィトン財団美術館」に行ってきた。
ブローニュの森に溶け込む美術館
ブローニュの森は森というより計画されて、デザインされた大きな公園のような場所だった。
その中に作られた「ルイ・ヴィトン財団美術館」はフランク・O・ゲーリー氏がヨットや船のイメージでガラスの膜がブローニュの森を反射し溶け込むというコンセプトの元デザインされたそう。
確かに、グッゲンハイム・ビルバオは巨大な客船のような感じだが、このルイ・ヴィトン財団美術館はガラスの膜が使われているからかどちらかというと少し軽やかな印象の建築だ。
エントランスへ向かうとルイ・ヴィトンの「LV」のロゴが。
チケットはフルアクセスで14€。
セキュリティチェックをして中へ。
ホワイエはグッゲンハイム・ビルバオとも似ている雰囲気がある。
魚のオブジェがある場所はカフェになっている。
カフェの入り口にはルイ・ヴィトンの象徴であるトランクが壁に掛けてあってオシャレ!
ホワイエには模型が飾ってあってこれは膜を取り除いた状態。
これは展示室をダイヤグラム化した模型かな。
上を見ると不定形なトップライトがあって明るい。
カフェや反対側の入り口からは逆側の公園が見えて気持ちいい。
展示室はホワイトキューブ
さっきの模型でもわかるように大きなホワイトキューブが幾つかあって立体作品が展示されている。
こういう通路のようなスペースにも展示があって不定形な開口から入る光とそこから見える外部がいい感じ。
地下の展示室はバスキアとかが常設で展示されている。
建築のダイナミックさを味わえる屋外スペース
水平垂直が全然ないからパノラマ取るのも基準になるものがなくて大変だけど、迫力は伝わるはず。
ガラスの膜と建築ヴォリュームの間にある空間が気持ち良くて、色々な場所に休憩できるスペースや屋外のアート作品があって良い。
もうちょっと暖かい季節だったり晴れていたりすればもっといいんだけど、この日は今にも雨が降りそうな曇りの天気。
それでも心地よい場所だと思う。
グッゲンハイム・ビルバオは川と街と溶け込む感じだったけど、よりこういう外部空間が多くて公園の延長上というような空間になっている。
隙間からエッフェル塔が見える。
植栽がところどころにあって公園のようだし、どことなく六本木ヒルズのランドスケープに似ているかも。
建築物の屋上というよりランドスケープのような感じに思えてくる。
地下には水が貼ってあって船やヨットのイメージを強くする。
ガラスの膜もココまで降りて来ている箇所がある。
階段状の滝があってその向かい側はコンサートとかができるホールになっている。
訪問時は何もイベントがなかったから入れなかったけど。
下から見ると膜だけでも巨大でダイナミックなことがわかる。
巨大だがガラスの膜が軽やかに魅せる
内部を一通り見て今度は公園を1周して「ルイ・ヴィトン財団美術館」を見る。
さっきはこのガラスの内側にいたんだね。
巨大な建築のヴォリュームをぼかすようにしていてその存在を消そうとしている。
しばしば写真で見る角度だけれど、公園内の整備なのかフェンスが貼られてた(笑)
最後に手前の池から美術館を見る。
パリ一発目に見た建築がこの「ルイ・ヴィトン財団美術館」。
パリの中心部からはちょっと遠いのもあるし、美術館自体も見応えがあるから半日はスケジュールを見て余裕を持って見に行った方が良さそう。
テラスや美術館内の半外部空間など、心地が良い空間がある美術館だから建築に興味がない人でも楽しめると思うので是非行って欲しい場所だ。
Fondation Louis Vuitton
ルイ・ヴィトン財団美術館
休館日 : 火曜日, 1/1 12/25
住所 : 8 Avenue du Mahatma Gandhi、75116 Paris, France
行き方 : メトロ1番線「Les Sablons」徒歩10分、又はシャルル・ド・ゴール広場とフリードラン大通りからシャトルバス(1€)
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