アントニ・ガウディの作品群を訪ねる。ガウディの初期の代表作で豪華な邸宅「グエル邸」を訪ねる。
レイアール広場の「ラス・キンザ・ニッツ」でお昼ご飯を食べた後、ほど近い「グエル邸」を訪問。
旧市街のランブラス通りから少し路地を入ったところにある。
ちょっと並んでいたけど、5分くらいで入れた。
外観はガウディ建築にしては珍しく周囲に溶け込んでいるが、よく見ると窓や錬鉄製の装飾がガウディらしく特徴的なデザインでつくってある。
中に入ると豪華な装飾のエントランス
壁も柱も大理石でできていて重厚感がある。
「カサ・ミラ」や「カサ・バトリョ」より前の作品であることもあって直線も多用されているが、随所に見られる錬鉄の装飾は複雑な形をしている。
上階に昇ると違ったまた様相に驚く
天井は木でできていて複雑な様相をしている。
ステンドグラスから綺麗に光が入る。
ガウディのパトロンでもあった裕福な実業家グエル氏の依頼で建設され、別邸として使う予定だったが完成後にあまりに出来がよかったので結局はしばらくここに住んでいたそう。
そりゃそうだ、ここに住まなきゃ絶対ダメでしょ!
すごく複雑なデザインの建具の中にも錬鉄製の装飾があり、それが幾重にも重なる姿は壮大。
奥にはパイプオルガンがあって決まった時間に音楽が流れる。
開口部も色々表情があっておもしろい。
大広間の天井は圧巻。
屋根裏の天井は「カサ・ミラ」や「カサ・バトリョ」と同じく特徴的であるが、天井が波打っているようなHPシェル状になっていることが2つと違う。
「グエル邸」も屋上は必見
「カサ・ミラ」や「カサ・バトリョ」と同様に煙突や階段室が塔状になっている。
「グエル邸」の方が初期の方の作品だけあって「カサ・ミラ」や「カサ・バトリョ」に比べて荒削りな印象。
実は2011年まで7年間改修工事していたらしく良い情報が少ない気がしていてパスしてもいいかなと思ってたんだけど、来て正解だった!
「カサ・バトリョ」から「カサ・ミラ」、「サグラダ・ファミリア」へデザインが変異していく様が感じられるから、合わせて見学することをオススメします!
グエル邸
WEB : http://palauguell.cat/come-palace-japanese
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