インド出身の建築家「バルクリシュナ・ドーシ」の作品「CEPT」はアーメダバードのバナキュラーを感じさせる。
カーンとコルビュジェの建築を見て回ったが、アーメダバード出身の建築家「バルクリシュナ・ドーシ」の建築も魅力的だから観てきた。
ドーシはインドの出身で、ル・コルビュジエにも師事した建築家でもある。
オープンな建築の学校「CEPT」
ここでもパスポートをを見せて許可をもらいキャンパスの中へ。
キャンパスの中に入ると学生がいっぱい!
そこら中で作業している学生たちがいて、驚いたのはこの建築自体の改修をしている学生たちもいてみんな笑顔だ。
壁にも独特なグラフィックやドローイングがあり、工学的な日本の大学と違って美大のような雰囲気が全快!
ピロティになっているところで休憩する学生や教員っぽい人がいっぱい。
その脇では作業している人もいて表情豊かな空間。
普通に学生っぽくないおばちゃんみたいな人も子連れでいたんだけど、教員なのかな、学生なのかな、謎。
内部のスタジオみたいなところ。
一応空調もあるみたいだしサーキュレーターもついてるけど、パネル扉を開け放つと外部と繋がる。
あんまり人はいないし、必要な時しか使わないのかな。
アーメダバードに限らずインドの人たちは割と外にいてエアコンとかあんまり使ってない気がする。
すごく健康的!
「ドーシ」は若い時代にコルビュジェやカーンの仕事を手伝っていたらしく、特にコルビュジェの建築の影響が大きいのかなと感じさせる。
荒々しさがインドの土着的な建築っぽいんだけど、全体的にはモダニズムの空間構成を踏襲しているのでコルビュジェやカーンの建築よりも馴染んでいるように思う。
カーンの「インド経営大学」同様ファサードはレンガで作っている。
意匠的にも施工的にも合理的なんだろう。
植栽の緑が良く映える。
何かパネルを加工して作業している。
建築の設計だけでなく施工などの演習もしているんだと思う。
CEPT university
サンスカル・ケンドラ美術館の隣のホール
実は「サンスカル・ケンドラ美術館」隣のホールもドーシの設計。
最初は隣にも良さげな建築があるなぁと入っただけなんだけどね。
歩いてすぐ、というか同じ敷地っぽかったので寄ってきた。
ホワイエの装飾が特徴的で一緒に行ったキャメルは気に入ったようだった。
個人的には柱と梁がダイナミックで良かったこととエントランスのサッシがかっこよかった。
Tagor Hall
他にも「サンガト」や「ガンディー労働研究所」などバルクリシュナ・ドーシの建築はあったのだが、下調べしなさ過ぎて見つけられなかった。
ホテルでネットは繋がったけど、そもそも施設の名前調べて行かなかったしね…
それでも特に「CEPT」見応えのあって日本人には新鮮な建築だと思う。
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