洞窟のような空間が続く伊東豊雄氏が手掛けた台中のオペラハウス「台中国家歌劇院」に行って来た!
なぜ台中に来たかと言うと、台中には伊東豊雄氏が手掛けた台中のオペラハウスがあるから、是非見てみたいと思っていたから。
学生のときにコンペで話題になっていて、その模型などがとても印象に残っていたので、2016年に開業したときに行かねばと思っていた。
台中の中心部からバスで30分くらい。
ただ台湾のバス、めっちゃ混む!
普段満員電車とか乗らないからキツかった!
伊東豊雄氏設計のオペラハウス「台中国家歌劇院」
ガラスとコンクリートの不思議な曲線がおもしろい伊東豊雄氏設計のオペラハウス「台中国家歌劇院」。
ファサードは壺!?が並んだような感じ(笑)
「新しい世界9大ランドマーク」にの一つ選ばれている。
建築の前には、噴水付きの大きな池があって、憩いの場になっていた。
三次元曲面の構造体「カテノイド」
早速中に入ってみる。
洞窟のような空間が続く内部空間は、奥へ奥へと導かれるような感じでとてもおもしろい。
カテノイドと呼ばれる三次元曲面の構造体が、床や壁、天井といった建築要素が一体になっていて、それと同じように色々な空間が連続して、枝分かれしながらシームレスにつながっている。
今いる場所からとなりの空間、向こう側と連続している様子がおもしろい。
有機的につながる空間
カテノイドの有機的な形状は、有機的に空間をつなげていた。
外部からの光や照明の光がカテノイドに反射して、おもしろいグラデーションを作り出している。
立体的につながるところもおもしろい。
4階のショップスペース。
奥にはテラスもあったけど、この時には大雨が降ってきていて閉鎖されていた…
レストランもある。
局面に合わせてベンチがあっておもしろい。
洞窟のような雰囲気のホワイエ
2階にはメインホールとサブのホールがあり、その周囲のホワイエは、天井高19mのより洞窟のような雰囲気になっている。
窓の開け方が、同じく伊東豊雄氏設計のまつもと市民芸術館とも似ている。
トレイに向かう空間も幻想的。
開口部に面した明るい空間に出る。
屋上は雨風が強くて閉鎖中だった…
地下はこんな感じ。
敷地内には、台中市の要望で施工の検討用のモックアップが残されている。
「台中国家歌劇院」は、カテノイドが構成する有機的に連続する空間が、思っていた以上にとてもおもしろかった。
基本的にホール以外は自由に見学できるので、是非中を散策して欲しいと思う。
途中大雨で余計に1時間ほど1階のカフェで雨宿りすることになって、次の予定の場所に行くのがかなり遅くなってしまった…
台中国家歌劇院
電話:+886 4 2251 1777
URL : http://www.npac-ntt.org
住所:407台中市西屯區惠來路二段101號
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