サンティアゴ・カラトラバが作り上げたスペイン・バレンシアの「芸術科学都市」を訪ねる。
トレドで一泊して夕方にはカタルーニャ地方の都市バレンシアを訪問。
ブラブラカーという車の乗り合いシステムによって、ポーランドから来たドライバーの運転する車でたったの8€でトレドからバレンシアへ移動することができた。
サンティアゴ・カラトラバが作り上げた「芸術科学都市」
バレンシアを訪れたのは、サンティアゴ・カラトラバが多くの建築を手掛けた建築群「芸術科学都市」が目当て。
「芸術科学都市」は、1996年に建設が始まり、約10年の2006年にかけて作られた科学教育と芸術のための一つの街だ。
サンティアゴ・カラトラバらしいユニークな造形の現代建築が立ち並んでいる。
オセアノグラフィックのみフェリックス・キャンデラの設計。
オペラハウス「ソフィア王妃芸術宮殿」
ヨーロッパの中でも最大規模のオペラハウスや劇場である「ソフィア王妃芸術宮殿」は、昆虫やカブトのようなデザイン。
迫力がすごい。
Palau de les Arts Reina Sofía (Opera Valencia) – ソフィア王妃芸術宮殿
IMAXシアター「レミスフェリック」
目のような外観の建築は、13,000㎡の広さを誇るIMAXシアター「レミスフェリック」。
訪れた日は何かイベントが行われていたようで、タキシードを着た紳士やドレスアップした女性がいっぱいいた。
L’Hemisfèric – レミスフェリック
彫刻庭園「ルンブラクレ」
「ルンブラクレ」は、バレンシアの植物が育つ庭園で、オノ・ヨーコの彫刻があり、連続するアーチが歩く人を誘導する。
強い日差しを少しだけやわらげる。
Umbracle – ルンブラクレ
科学博物館「フェリペ王子科学博物館」
恐竜の骨格が連続するようなデザインの「フェリペ王子科学博物館」。
Museu de les Ciències de València – フェリペ皇太子科学博物館
水族館「オセアノグラフィック」
ヨーロッパ最大の水族館オセアノグラフィックは、これだけカラトラバではなくスペイン生まれのメキシコの建築家フェリックス・キャンデラの設計によるもの。
Oceanogràfic – オセアノグラフィック
他にも特徴的な建築群がある
フェリペ王子科学博物館の隣にある橋も「芸術学園都市」の一部であり、カラトラバのデザイン。
他の建築と同じく、動物の骨のような感じ。
Assut de l’Or Bridge – アラメダ橋
多目的施設の「アゴラ」は、大規模な改修中だった。
Àgora – アゴラ
サンティアゴ・カラトラが作り上げたバレンシアの「芸術科学都市」は、驚くべき造形の連続で非常に迫力があった。
それに現代建築でありながらどこか親しみのある造形は、動物の骨格のような感じがするなのかもしれない。
まとまった場所にはあるのだけど、結局二日間に分けて観て回った。
そのくらい見応えのある建築群だった。
Ciutat de les Arts i les Ciències – 芸術科学都市
URL : http://www.cac.es
住所:Av. del Professor López Piñero, 7, 46013 València, Spain
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